吐合明文

吐合明文：学生[[横綱]]から幕下力士へ、波乱万丈の相撲人生

吐合明文（はきあい あきふみ）は、1982年5月11日、愛媛県松山市に生まれました。小学校3年生から相撲を始め、近畿大学時代には学生[[横綱]]に輝き、幕下付出の資格を得て大相撲の世界へ飛び込みました。

学生[[横綱]]として

小学校時代から相撲に打ち込み、道後中学を経て相撲の名門・高岡向陵高校へ進学。近畿大学では、持ち前のスピードを生かした相撲で活躍し、全国学生[[相撲選手権大会]]で優勝。学生[[横綱]]の称号を手にしました。この実績を引っ提げ、幕下付出15枚目格という好待遇で、北の湖部屋に入門しました。

プロの壁

しかし、大相撲の世界は甘くありませんでした。立合いの難しさに苦しみ、得意の突き押しも通用せず、最初の2場所こそ勝ち越したものの、その後は怪我に悩まされる日々が続きました。2004年12月には、全日本[[相撲選手権大会]]で高校横綱の澤井（後の豪栄道）に連敗するなど、プロ入り前から不安視する声もありました。

2005年3月場所で初土俵を踏みましたが、順調とは言えませんでした。幕下西5枚目まで番付を上げましたが、2005年7月場所で1勝6敗と大きく負け越すと、怪我による長期休場を余儀なくされました。2006年11月場所では、戦後初となる幕下付け出し力士としての番付外陥落という屈辱も味わいました。

医師からは一生に関わる怪我であると宣告され、引退も覚悟しましたが、師匠の慰留もあり、現役続行を決意。

再起への道

懸命なリハビリを経て、2007年7月場所に前[[相撲]]を取り、再出世を果たしました。同年11月場所では序二段で全勝優勝（優勝決定戦で敗退）、2008年5月場所では三段目でも全勝優勝（優勝決定戦で敗退）を飾り、幕下へ復帰しました。その後は、一進一退を繰り返しながらも、徐々に番付を上げていきました。

2012年1月場所では、幕下西11枚目の地位で6連勝とし、十両昇進のチャンスを掴みましたが、7番相撲で里山に敗れ、昇進はなりませんでした。同年3月場所では、自己最高位となる東幕下2枚目の地位で十両昇進を目指しましたが、怪我のため途中休場となりました。

引退、そして新たな人生へ

怪我からの復帰後も、負け越しが続き、2013年3月場所には三段目へ降格。その後、1場所で幕下に復帰するも、上位には定着できず、2015年5月場所、入門から10年の節目を迎えた場所で、現役を引退しました。

引退に際し、近畿大学の先輩である大岩戸からはねぎらいの言葉が贈られました。引退後は、千葉県内の飲食店に勤務し、将来は独立を目指すという。

通算成績

通算成績：183勝166敗43休（57場所）
幕下成績：141勝155敗12休（44場所）

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