向殿 あさみ - 声優・女優
向殿 あさみ(むかいどの あさみ)は、
1955年12月9日生まれの日本の声優および女優です。
東京都に生まれ、
大沢事務所に所属しています。彼女のキャリアは
1970年代から始まり、以降も数十年にわたり多くの作品に出演してきました。
学歴と経歴
向殿は
東京学芸大学を卒業後、東京アナウンスアカデミー(現在の東京アナウンス・声優アカデミー)に進学し、さらには俳協養成所の第5期生として学んだ経験を持ちます。声優としての基盤を築くため、早くから東京
俳優生活協同組合や
アーツビジョンに所属し、演技力を磨きました。
プロフィールと趣味
趣味として「面白いもの」が好きだと公言しており、その愛好心が多彩なキャラクターの演技に反映されているようです。多才な才能を持つ向殿は、その表現力の幅広さで知られ、多くの作品に出演しています。
主な出演作品
向殿の出演する主要な作品は、以下のように多岐にわたります。
テレビアニメ
彼女は1977年に『
あらいぐまラスカル』での初期の役に続き、『
ペリーヌ物語』のジャンヌ役や、『星の王子さま』ではミシェルとエリンの役も担当しました。1978年から79年には『
無敵鋼人ダイターン3』のソルジャーB、女騎士B役を演じ、1980年代には名作『赤毛のアン』のティリー・ポールターや『
未来ロボ ダルタニアス』の収容所の子供役など、多数の人気作で活躍しています。
多くのアニメで様々な役を演じることで、向殿はアニメファンにとって欠かせない存在となりました。具体的には、1983年から1984年の『
魔法の天使クリィミーマミ』において、老婆や男の子などの役を演じ、自身の幅広い演技力を証明しました。
劇場アニメやOVA
彼女のそばには、劇場アニメやOVAも着実に増えていきました。たとえば、1986年の『
プロジェクトA子』では亜弓先生を演じ、複数の劇場作品にも参加しています。特に1992年の『
クッキングパパ』や2002年の『
十二国記』など、話題作に声を届けています。
吹き替えやドラマ
声優業だけでなく、映画やテレビドラマでも多くの吹き替えに加わり、特に『サウンド・オブ・ミュージック』や『ゴースト/血のシャワー』などで名前を見かけます。このように、向殿はさまざまなメディアで演技を行っており、その幅広い経験が彼女のキャリアに深みを与えています。
受賞歴と影響
向殿あさみのキャリアは、単に数多くの作品に出演することにとどまらず、彼女の存在は後に続く世代の声優たちにも影響を与えています。豊かな声の演技と多様なキャラクターの表現力で、日本のアニメ界における地位を確立しました。
総括
向殿あさみは、声優・女優として多彩な才能を発揮しながら、アニメや映画の世界で長年活躍し続けている存在です。彼女の趣味や個性に触れることで、ファンは彼女の演技だけでなく、その魅力に引き込まれることでしょう。今後の作品でのさらなる活躍が期待されます。