君となら

松たか子 21枚目のシングル「君となら」：3年ぶりのリリースと多彩な楽曲群

2009年10月21日、松たか子から約3年ぶりのシングル「君となら」がリリースされました。彼女の21枚目のシングルとなる本作は、2006年11月29日発売の「みんなひとり」以来となる待望の作品であり、アルバム『Time for music』を先駆ける先行シングルとして大きな注目を集めました。

タイトル曲「君となら」：松たか子自身の表現

シングル表題曲である「君となら」は、松たか子自身による作詞作曲という、彼女自身の音楽性と想いが深く込められた作品です。繊細でありながら力強いメロディーと歌詞は、聴く者の心を深く揺さぶる力を持っています。発売から2日後の10月23日には、テレビ朝日系列で生放送された人気音楽番組『ミュージックステーション』でテレビ初披露され、多くの視聴者の目に留まりました。編曲は佐橋佳幸氏が担当し、楽曲の世界観をより一層引き立てています。

収録楽曲：多様なアーティストとのコラボレーション

カップリング曲にも魅力的な楽曲が収録されています。

まず、「きっと伝えて」は、NHK教育テレビで放送されていたアニメ『獣の奏者 エリン』のエンディングテーマとして使用され、親しまれた一曲です。デヴィッド・キャンベル氏による編曲は、楽曲に洗練された雰囲気を与えています。

そして、もう一つの注目曲は「500マイル」です。1960年代に大ヒットしたピーター・ポール&マリーの名曲を、日本語でカバーしたものです。この日本語詞は、惜しまれつつ2005年5月に他界した忌野清志郎氏が担当しました。この日本語詞は、細野晴臣氏、忌野清志郎氏、坂本冬美氏による音楽ユニットHISのアルバム『日本の人』に収録されたバージョンを基にしています。編曲は佐橋佳幸氏が担当し、忌野清志郎氏の詞の世界観を丁寧に表現したアレンジとなっています。

さらに、表題曲と「きっと伝えて」のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲の構成をより豊かに彩っています。

まとめ：3年ぶりのシングルに込めた想いと多彩な魅力

「君となら」は、松たか子自身の作詞作曲による楽曲を筆頭に、アニメのエンディングテーマ、そして著名なアーティストとのコラボレーションによるカバー曲と、バラエティに富んだ内容となっています。3年ぶりのシングルリリースという期待感と、松たか子の音楽家としての幅の広さを示す、充実した作品と言えるでしょう。 彼女の音楽に対する情熱と、様々な才能との融合が、このシングルに息づいています。 聴く者それぞれに感動と余韻を残す、忘れられない一枚です。

もう一度検索