君はメロディー

「君はメロディー」について

「君はメロディー」は日本のアイドルグループ・AKB48が2016年3月9日にリリースしたシングルであり、グループの43作目にあたります。この楽曲は、作詞を秋元康が、作曲をyou-meが担当しました。また、本曲のセンターは宮脇咲良が務めています。

背景とリリース

前作「唇にBe My Baby」から約3か月のインターバルを経て発表されるこのシングルは、AKB48の創立10周年を記念した楽曲として特別な意味を持っています。リリースは、Type AからEまでの5つの初回限定盤と、通常盤、劇場盤の合計11形態で行われました。キャッチフレーズは「まだ、君のことが好きだからだ」というものです。

楽曲のテーマは「あのレジェンドメンバーが、もし卒業していなかったら…」というコンセプトになっており、卒業生メンバーである板野友美、前田敦子、篠田麻里子、大島優子が表題曲に参加しています。選抜メンバーは2015年12月に行われた『第5回AKB48紅白対抗歌合戦』で発表されました。選抜メンバーの中での大きな変更は向井地美音の選抜復帰で、約10か月ぶりの参加となりました。このシングルが高橋みなみや宮澤佐江にとって最後の選抜入りとなることから、ファンにとっても一層感慨深いものとなっています。

楽曲の初披露

「君はメロディー」は2016年1月24日に開催された『AKB48グループ リクエストアワーセットリストベスト100 2016』の最終日公演で初めて披露されました。この際、センターの宮脇咲良が指揮を取る「現役バージョン」としてのパフォーマンスでした。その後、2月22日に放送された『MUSIC JAPAN』でも初披露され、その翌月の『ミュージックステーション』においては、OGメンバーを含む全メンバーによる初めてのパフォーマンスが行われました。

チャート成績

「君はメロディー」はリリース後、各音楽チャートで好成績を収めました。2016年3月21日付のオリコン週間CDシングルランキングやBillboard Japan Hot 100、Billboard Japan Top Singles Salesにおいて初登場1位を獲得。特にオリコンでは30作連続、通算30作目の1位を記録しました。また、初日推定売上は113万3179枚で、初週推定売上は123万7891枚と、ミリオンセラーを達成。AKB48のシングルにおいて、ミリオンセラーは24作連続となりました。

ミュージックビデオ

「君はメロディー」のミュージックビデオは、歴史ドラマ『大奥』をテーマにしており、カラフルな着物姿のメンバーが印象的です。そして、このMVにはOGメンバーも登場し、蜷川実花が監督を担当しました。

他グループによるカバー

この楽曲はAKB48の姉妹グループであるJKT48やBNK48にもカバーされています。JKT48は「Dirimu Melody - Kimi wa Melody」として、BNK48は「Kimi wa Melody -เธอคือ...เมโลดี้-」というタイトルでそれぞれリリース。両グループともに、楽曲を各国の言語に翻訳し、独自のアレンジを加えています。これにより、国境を超えて多くのファンに愛される作品となりました。

まとめ

「君はメロディー」は、AKB48における重要なシングルであり、ファンやメンバーにとって特別な思いが詰まっています。様々なアーティストによるカバーや、記録的なチャート成績など、この楽曲は今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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