吹上浜駅

吹上浜駅 (ふきあげはまえき) について

吹上浜駅は、かつて鹿児島県日置郡吹上町中原（現在の鹿児島県日置市吹上町中原）に位置していた、鹿児島交通枕崎線（南薩鉄道）の駅です。この駅は、1915年（大正4年）に開業しましたが、1984年（昭和59年）の路線廃止に伴い、その歴史に幕を閉じました。

歴史

1915年（大正4年）5月1日: 吹上浜駅が開業しました。当初は停留場としての役割を担っていました。
1949年（昭和24年）9月15日: 駅に交換設備が新設され、停留場から停車場へと昇格しました。これにより、列車の行き違いが可能となり、運行効率の向上が図られました。
1962年（昭和37年）8月: 駅が無人化されました。ただし、旅客業務は委託される形が取られました。また、この際に交換設備は廃止されています。
1970年（昭和45年）3月1日: 委託されていた旅客業務が廃止され、駅としての機能はさらに縮小されました。
1984年（昭和59年）3月17日: 枕崎線が廃止されたことに伴い、吹上浜駅もその役割を終え、廃駅となりました。

駅構造

吹上浜駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。これは、列車が発着するホームが一つで、線路も一本のみという構造を意味します。

廃止後の現状

駅のホームや関連施設は撤去され、駅としての痕跡はほとんど残っていません。しかし、現在では、駅跡の近くに「吹上浜」というバス停が設置され、地域住民の交通手段として利用されています。このバス停が、かつてここに駅があったことをわずかに伝えています。

隣の駅

廃止時の吹上浜駅の隣駅は以下の通りでした。

鹿児島交通（南薩鉄道）枕崎線
永吉駅 - 吹上浜駅 - 薩摩湖駅

関連項目

* 日本の[[鉄道駅一覧]]

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