呂洪哲

呂洪哲（ヨ・ホンチョル）

呂洪哲（여홍철、1971年5月28日 - ）は、韓国光州広域市出身の元体操選手です。1990年代に跳馬でその名を馳せ、彼が開発した「ヨー」および「ヨー2」という技は、体操史に深く刻まれています。

選手としての軌跡

1992年のバルセロナオリンピックでは、個人総合予選で実力を発揮することができませんでしたが、1996年のアトランタオリンピックでは、跳馬で銀メダルを獲得し、その才能を世界に示しました。2000年のシドニーオリンピックにも出場しましたが、残念ながら予選敗退という結果に終わりました。

スポーツマンNo.1決定戦での活躍

呂洪哲は、TBSの番組『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』にも数回出場し、特に跳び箱選手権でその驚異的な身体能力を披露しました。1997年の元旦の放送では、初挑戦で当時の世界記録である21段（高さ2m86cm）を成功させ、一時的に世界タイ記録保持者となりました。その後、ヴィタリー・シェルボに22段で記録を更新されますが、同年4月2日には、同番組内で行われた跳び箱世界一決定戦で、人類初となる23段（高さ3m06cm）の世界新記録を樹立し、その名を不動のものとしました。この記録は、彼の並外れた加速力と瞬発力を証明するものでした。

呂洪哲は、自身の跳び箱の秘訣について「脚が強いからロイター板に負けないだけ」と語っています。彼の驚異的な踏み切りは、他の選手では真似できないものであり、同じく23段の世界記録を持つ池谷直樹も「ヨーさんの踏み切りを普通の選手が行えば脚が壊れるだけ」とその凄さを語っています。

『SASUKE』にも数度出場するなど、その活躍は多岐に渡りました。

家族

娘のヨ・ソジョンも女子体操選手として活躍しています。

外部リンク

呂洪哲 - Olympedia（英語）
呂洪哲 - 国際体操連盟のプロフィール （英語）
* ヨー（跳馬の技）)

もう一度検索