呉嶺太

呉 嶺太

プロフィール

氏名: 呉 嶺太（オ・リョンテ）
生年月日: 1998年9月27日
出身地: 大阪府
ポジション: スタンドオフ（SO）
身長: 170 cm
体重: 82 kg

経歴とプレースタイル

大阪府出身のラグビー選手、呉嶺太は、1998年9月27日にこの世に生を受けました。スタンドオフとしてフィールドを駆ける彼は、現在ジャパンラグビーリーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪の一員です。

地元の大阪でラグビーのキャリアをスタートさせた呉選手は、大阪朝鮮高級学校に進学しました。高校卒業後、2017年に関西学院大学へ進学。大学ラグビー部では才能を開花させ、チームの中心選手の一人として活躍しました。特に、そのリーダーシップはチームメイトからの信頼も厚く、2020年にはチームの副将に就任。チームの結束力を高め、戦術面においても重要な役割を担い、大学での最終シーズンに向けてチームを牽引する存在となりました。

大学での輝かしいキャリアを終えた呉選手は、2022年にプロの世界へと飛び込みました。当時のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪（現在のレッドハリケーンズ大阪）への加入が決定し、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンという新たな舞台での挑戦を開始しました。

プロチームに合流後、日々の厳しいトレーニングを通じて体作りと技術向上に励み、チームの戦術理解を深めました。そして、プロ選手として公式戦のピッチに立つ機会を待つことになります。その記念すべき瞬間は、2023年2月12日に訪れました。ジャパンラグビーリーグワン2022-23シーズンの第7節、中国電力レッドレグリオンズとの試合において、途中出場ながらも待望のリーグワン公式戦初出場を果たしたのです。この一戦は、彼のプロキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

ラグビーにおけるスタンドオフ（SO）というポジションは、バックスラインの中心に位置し、攻撃の司令塔としての役割を担います。的確なゲームメイク、精度の高いパス、正確なキックなど、高度な判断力と技術が求められる花形ポジションです。身長170cm、体重82kgという自身の体格を生かしながら、呉選手はグラウンド上でチームのアタックを組織し、チャンスを作り出す役割を果たしています。

プロとしてさらなる高みを目指す呉選手は、自身の成長のために積極的な行動を起こしています。2024年5月には、ラグビー強豪国の一つであるニュージーランドのホークスベイへの留学を決行しました。海外でのプレー経験は、異なるラグビースタイルや練習環境に触れることで、技術や戦術理解、さらには精神面においても大きな成長をもたらす貴重な機会となります。このような経験は、選手としての総合力を高める上で非常に重要です。

大阪の高校、関西の名門大学を経てプロ入りし、リーグワンでのデビュー、そして海外留学と、呉嶺太選手のキャリアは着実にステップアップを続けています。レッドハリケーンズ大阪の一員として、スタンドオフという重要なポジションで、今後ジャパンラグビーリーグワンの舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、多くのラグビーファンが期待を寄せています。これまでの経験を糧に、さらなる飛躍を遂げる呉選手の活躍から目が離せません。

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