周水子駅

周水子駅について

周水子駅（しゅうすいし-えき）は、中華人民共和国遼寧省の大連市甘井子区に位置する鉄道駅です。この駅は1907年に開業し、瀋陽鉄路局大連鉄道分局の管轄に属する2等駅の一つです。周水子駅は、旅順支線および瀋大線に接続しており、他の地域との交通を担っています。

駅の現状と利用状況

周水子駅に停車するのは、普通列車のみであり、その運行本数は上下それぞれ2本ずつと限られています。特に、2011年5月30日からは新工場への直行列車「東北特鋼号」が運行されるようになり、1日2往復が行われています。この列車は15両編成で、定員は1640人、所要時間は約65分です。

ただし、2014年12月9日以降、旅客列車の停車がなくなり、周水子駅の利用はさらに限られたものとなりました。しかし、将来的には大連市の都市高速鉄道計画の一環として、大連地下鉄4号線の駅が設置される計画が進んでいます。

駅構造とアクセス

周水子駅は基本的にシンプルな構造を持つ駅で、周辺は主に住宅街が広がっています。駅の約2km西側には大連周水子国際空港が位置しており、旅行者にとっては便利な交通アクセスの選択肢となっています。駅からは路線バス（公交バス9路など）を利用して空港にアクセスすることができますが、空港バス停からターミナルビルまでは約500mの距離があるため、注意が必要です。

歴史

周水子駅の歴史は1907年に遡ります。開業当初は「臭水子」という名称で知られていましたが、名称の響きが良くないという理由から「周水子」に改名されました。1908年の5月27日、周水子駅の鉄道は狭軌から標準軌に改軌されました。この際、狭軌車両の「送別会」が当駅で行われ、日本への送還が決定されました。このように、周水子駅は地元鉄道史においても重要な役割を果たしてきました。

隣接駅

周水子駅には、以下のような隣接駅があります。

• - 南関嶺駅（瀋大線）
• - 沙河口駅（瀋大線）
• - 大連西駅（旅順支線）

これらの駅との接続により、周水子駅は地域内での交通の要所となっています。

参考文献

• - 今尾恵介・原武史 監修『日本鉄道旅行地図帳　歴史編成　満洲・樺太』新潮社、2009年

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