周防久保駅

周防久保駅について

周防久保駅（すおうくぼえき）は、山口県下松市大字河内に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）岩徳線の駅です。この駅は地域の交通拠点として重要な役割を果たしています。

駅の歴史

周防久保駅は、1934年3月28日に開設されました。当初は鉄道省による岩徳西線の一部として、新たに建設された駅でした。当時の所在地は山口県都濃郡久保村大字河内とされていました。その後、同年12月1日、岩徳西線が山陽本線の新線として組み込まれ、周防久保駅もその所属となります。1944年10月11日には、山陽本線が元の柳井駅経由に戻ったため、岩徳線の駅となりました。

駅は、1961年には貨物取り扱いを廃止し、1982年には荷物の取り扱いも無くなりました。その結果、無人駅としての簡易委託駅となります。そして、1987年4月1日、国鉄分割民営化の際にJR西日本の駅になりました。

駅の構造

周防久保駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。列車の交換も可能で、利用者にとって利便性の高い設計となっています。この駅は徳山駅の管理下にある無人駅で、上りホーム側に駅舎が配置されています。2つのホームは跨線橋で接続されており、利用者はこれを通じて簡単に移動できます。

利用状況

周防久保駅の乗車人員は日によって異なりますが、平均的には一定の利用者に支持されています。駅周辺の住民や学生が主な利用者で、特に通学時には多くの人が利用しています。

駅周辺の施設

周防久保駅の近くには、下松市立久保小学校、下松市立久保中学校、下松市立東陽小学校などの教育機関があります。また、下松東陽郵便局や下松久保簡易郵便局といった便利な施設も所在しており、地域のコミュニティにとって重要な役割を果たしています。

交通面では、国道2号が近くを通り、防長バスの「久保駅前」停留所も設けられています。この停留所からは、防長交通によるいくつかのバス路線が発着しており、徳山駅前や岩国駅前などへのアクセスが便利です。

まとめ

周防久保駅は、歴史的に重要な役割を果たしてきた駅であり、周辺には教育機関や便利な施設が整っています。無人駅としての特徴を持ちながら、地域住民にとって必要不可欠な交通の要所として存在しています。今後も多くの利用者に愛され続けることでしょう。

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