和歌山港駅

和歌山港駅（わかやまこうえき）

和歌山港駅は、和歌山県和歌山市の薬種畑に所在する南海電気鉄道和歌山港線の終点にあたる駅です。この駅は、近畿地方および本州の大手私鉄で最南端の位置を占めており、駅番号はNK45-1です。

歴史

和歌山港駅は、1956年に開業した初代和歌山港駅（後の築港町駅）が存在していました。この初代駅は南海フェリーへの連絡駅として機能していましたが、フェリーの乗り場移転に伴い、和歌山港線の延伸とともに現在の2代目和歌山港駅が開業しました。

年表

• - 1971年（昭和46年）3月6日：和歌山港線水軒延伸と共に現駅が開業。
• - 2002年（平成14年）5月26日：当駅と水軒駅間が廃止され、和歌山港線の終着駅となる。
• - 2012年（平成24年）4月1日：無人駅化、特急サザンの座席指定券の販売およびスルッとKANSAI 3dayチケットの取扱いも終了。

駅構造

和歌山港駅は島式の1面2線を有する盛土駅で、2階に改札口とコンコース、3階にホームがあります。駅の有効長は8両編成が停車可能です。改札を出ると、南海フェリー乗り場への連絡通路が続き、途中には動く歩道があります。この通路では、フェリーの出航5分前に「ルージュの伝言」、乗り換え案内には「セシルの週末」が流れます。無人駅ですが、列車の発着時には南海フェリーの職員が案内を行っています。

利用状況

2022年度の調査によると、和歌山港駅の1日平均乗降人員は346人でした。ここ数年、乗降客数は減少傾向にあり、特に1998年に明石海峡大橋が開通して以来、著しい落ち込みを見せています。

駅周辺

駅周辺には、海沿いに工場や倉庫が立ち並んでいます。また、和歌山港に関連する官公庁の施設も多く存在しています。周辺施設には以下が含まれます：

• - 紀の川河口大橋
• - 和歌山県道16号和歌山港線
• - 花王 和歌山工場・和歌山研究所
• - 近畿地方整備局 和歌山港湾事務所
• - 海上保安庁 第五管区和歌山海上保安部
• - 和歌山市中央卸売市場

バス路線

最寄のバス停は和歌山港駅で、和歌山バスによる160系統と161系統が運行しています。さらに、大十バスは限定的に「高野マリンライナー」を運行しています。

隣の駅情報

和歌山港線の隣駅は和歌山市駅で、特急サザンや急行が停車します。県社分界点はかつての駅で、現在は廃止されています。

まとめ

和歌山港駅は、和歌山市の重要な交通機関の一つであり、現在も地域の人々の生活に密接に関連しています。無人化された駅ですが、その位置と機能には特別な意味があります。

もう一度検索