和歌山県立医科大学附属病院紀北分院

和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院：地域医療を支える歴史ある病院

和歌山県立医科大学附属病院紀北分院は、和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺に位置する、地域に密着した医療機関です。70年以上の歴史を持ち、長きにわたり地域住民の健康を守り続けてきました。

歴史と発展

紀北分院の起源は1938年に設立された伊都郡購買販売利用連合会まで遡ります。その後、和歌山県指導厚生農業協同組合連合会を経て、1955年1月1日、和歌山県が買収し、紀北分院として新たな歴史をスタートさせました。

開院以来、数々の改築や増築を経て、医療設備の充実を図ってきました。1961年には第2病棟、1962年には診療本館が完成。さらに1967年には診療本館の増築、第1病棟の改築、看護婦宿舎などが完成するなど、施設の拡充に力を入れてきました。1971年には医師住宅、1973年には手術棟が完成し、医療体制の強化が図られました。

2006年には、公立大学法人和歌山県立医科大学による運営に移行し、新たな体制の下、更なる発展を遂げました。そして2010年9月24日、現在の場所に新築移転し、最新の医療設備を導入した「新紀北分院」が開院しました。この移転により、より快適で安全な医療環境が実現しました。

診療科と医療サービス

紀北分院では、幅広い診療科が設置され、地域住民の多様な医療ニーズに対応しています。主な診療科は以下の通りです。

内科
外科
脳神経外科
整形外科
リハビリテーション科
麻酔科
小児科
眼科

特に、リハビリテーション科は充実しており、急性期から回復期まで、患者さんの状態に合わせた適切なリハビリテーションを提供しています。患者さんの生活の質（QOL）の向上に貢献する体制が整えられています。

アクセスと近隣施設

紀北分院へのアクセスも良好です。JR和歌山線中飯降駅から徒歩わずか5分という利便性の高さも魅力の一つです。また、かつらぎ町コミュニティバス「和医大紀北分院前」停留所も近くにあります。

近隣には、和歌山県立紀北農芸高等学校、橋本市民病院、公立那賀病院などの施設があり、地域医療機関との連携もスムーズに行われています。

紀北分院の役割

和歌山県立医科大学附属病院紀北分院は、長年にわたる地域医療への貢献により、地域住民から厚い信頼を得ています。これからも、地域住民の健康を守るため、質の高い医療サービスを提供し続けていくことでしょう。急性期から回復期までの幅広い医療ニーズに対応し、地域医療の中核を担う存在として、今後も発展を続けることが期待されます。

最後に

紀北分院の歴史と現状を簡単に紹介しました。今後も、地域医療に貢献する病院として発展していくことを願っています。

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