和歌山県立和歌山交通公園

和歌山県立和歌山交通公園：交通安全を楽しく学べる体験型公園

和歌山県和歌山市にある和歌山県立和歌山交通公園は、交通安全教育を目的とした、子供から大人まで楽しめる体験型の公園です。1975年の開園以来、地域住民や観光客に親しまれてきました。和歌山県警察本部交通センター（運転免許試験場）に隣接しており、一体的に「交通センター」と呼ばれることも多いです。

公園の構成と主な施設

公園は大きく分けて3つのエリアから構成されています。西側には交通教室会場と交通遊園広場、中央には休憩広場、そして東側にはちびっこ広場があります。

交通教室会場は主に公園事務所として使用されており、交通遊園広場は、道路標識や信号機が設置された広場になっていて、実践的な交通安全教育に役立てられています。

かつてはちびっこ広場に様々な遊具がありましたが、2016年の道路改良工事の影響で遊具は撤去され、現在は更地となっています。

ゴーカートからバッテリーカーへ

開園当初から親しまれてきた園内を8の字型に一周するゴーカートは、利用者数の減少と維持費の高騰を理由に2004年に廃止されました。現在は、ゴーカートの発着場跡地を利用して、子供向けのバッテリーカーが運行されています。また、ゴーカートコースの一部は遊歩道として整備され、利用者の憩いの場となっています。

しかし、前述の道路改良工事によって、東側の旧ゴーカートコースの遺構は撤去され、遊歩道としての利用もできなくなっています。

静態保存車両：南海平野線の電車モ217

交通遊園広場の北側には、1980年に廃止された南海平野線で運行されていた電車モ217が静態保存されています。屋根のない状態で保存されているため、劣化が進んでいますが、休日は車内を見学することもできます。歴史を感じさせる貴重な車両として、多くの来園者の注目を集めています。

アクセスと情報

公園へのアクセスは非常に便利です。和歌山電鐵貴志川線 交通センター前駅を降りてすぐの場所に位置しています。

詳しい情報は、和歌山県交通安全協会のウェブサイトや和歌山県の公式ウェブサイトなどで確認できます。

まとめ

和歌山県立和歌山交通公園は、交通安全教育とレクリエーションを両立させた魅力的な公園です。バッテリーカーや静態保存車両など、子供たちが楽しみながら交通ルールを学べる工夫が凝らされています。免許試験場へのアクセスも良好な立地も魅力の一つです。家族連れで一日を過ごすのに最適な場所と言えるでしょう。

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