和田まどか

和田まどか：華麗なるボクシングキャリア

和田まどか（わだ まどか、1995年1月16日 - ）は、神奈川県横浜市出身のプロボクサー。DANGAN GYMに所属し、サウスポースタイルを得意とする。彼女のボクシングキャリアは、アマチュア時代から数々の輝かしい実績に彩られている。

アマチュア時代の活躍

小学2年生でフルコンタクト空手を始め、ジャパンカップやドリームカップで連覇を達成。田奈高校進学後、ロンドンオリンピックでボクシングが正式種目となることを知り、ファイティング原田が経営するボクシングジムへ。

2012年、全日本女子アマチュアボクシング選手権大会にフライ級で初出場し、準決勝で敗退するも3位入賞。その後、アジア選手権や世界選手権に出場し、国際舞台での経験を積んだ。

同年12月の全日本選手権では決勝に進出し、佐伯霞との対戦に敗れ準優勝。しかし、その才能は高く評価され、プロアマ年間表彰でアマチュア新鋭賞を受賞。

芦屋大学に進学後もボクシングを続け、2013年の全日本選手権で佐伯霞を破り初優勝。2014年の世界選手権では銅メダルを獲得し、日本人女子として史上初の快挙を達成した。

2015年以降も全日本選手権で優勝を重ね、リオデジャネイロオリンピックを目指したが、出場は叶わず。その後も、国体や全日本選手権で活躍し、数々のタイトルを獲得した。

2018年の世界選手権でも銅メダルを獲得したが、2020年東京オリンピックへの道は閉ざされた。

一時引退を検討するも、2020年4月よりトレーナーに就任し、現役を続行。2022年、2023年の世界選手権にも出場した。

2024年度年間優秀選手表彰式ではアマチュア部門技能賞を受賞。

プロ転向とOPBF王座獲得

2024年1月、TEAM10COUNT GYM所属としてプロ転向を表明。2月にはプロテストに合格し、オリンピック・世界選手権の女子メダリストとしては初のプロ転向となった。

同年4月、後楽園ホールでプロデビュー戦を行い、TKO勝利。6月には、OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦で勝利し、プロ2戦目で王座を獲得。国内最速タイ記録を達成した。

2025年2月、DANGAN GYMへの移籍を発表し、同年3月には移籍初戦が予定されている。

戦績

アマチュア: 58勝（13KO/RSC）10敗
プロ: 2戦 2勝（2KO）無敗

主な獲得タイトル

アマチュアボクシング
第2回タイペイ市カップ国際トーナメント ライトフライ級銅メダル
第12回全日本アマチュアボクシング選手権大会ライトフライ級優勝
第13回全日本アマチュアボクシング選手権大会 ライトフライ級優勝
第14回全日本アマチュアボクシング選手権大会フライ級優勝
第15回全日本アマチュアボクシング選手権大会フライ級優勝
第16回全日本アマチュアボクシング選手権大会フライ級優勝
岩手県 国民体育大会フライ級優勝
愛媛県 国民体育大会フライ級優勝
2014年世界女子ボクシング選手権大会ライトフライ級銅メダル
2018年世界女子ボクシング選手権大会ライトフライ級銅メダル
プロボクシング
* OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王座（防衛0）

和田まどかは、アマチュア時代から培ってきた実力と経験を活かし、プロの世界でも更なる高みを目指している。今後の活躍に期待が高まる。

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