唐木仏壇

唐木仏壇とは

唐木仏壇は、シタン、コクタン、タガヤサンといった銘木である唐木を主な材料として作られた仏壇の総称です。伝統的な製法と美しい木目が特徴で、風格のある佇まいが魅力です。仏壇の種類を大きく分けると、豪華な金箔を施した金仏壇、現代的なデザインの家具調仏壇、そして重厚な唐木仏壇の3つに分類されます。

唐木の種類

唐木仏壇に使用される主な唐木には、以下のような種類があります。

紫檀（シタン）: 深みのある赤紫色が特徴で、古くから高級木材として珍重されてきました。耐久性に優れ、磨くほどに美しい光沢を増します。
黒檀（コクタン）: 漆黒の色合いと緻密な木目が特徴で、非常に硬く、加工が難しい木材です。重厚感があり、高級感あふれる仕上がりになります。
鉄刀木（タガヤサン）: 褐色の地に黒い縞模様が入り、独特の風合いがあります。硬く丈夫で、耐久性に優れています。

これらの唐木は、その美しい木目や色合いを生かすため、漆塗りや拭き漆仕上げなど、様々な技法で加工されます。

唐木仏壇のサイズ表記

唐木仏壇のサイズは、伝統的な尺貫法で表記されます。一般的には、「高さ×戸幅」で表され、例えば「43-18」という表記は、高さが4尺3寸（約130cm）、戸幅が1尺8寸（約54cm）であることを意味します。戸幅とは、仏壇の扉を閉じた状態での扉部分全体の幅を指します。ただし、地域によっては戸幅を先に表記する場合もあり、注意が必要です。

小型の唐木仏壇、特にタンスや棚の上に置くタイプは、総丈を号（ごう）または丈（たけ）で表すことが一般的です。例えば、「18号」であれば高さ1尺8寸（約54cm）、「20号」であれば高さ2尺（約60cm）となります。

唐木仏壇を選ぶ際のポイント

唐木仏壇を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。

サイズ: 設置場所のスペースを考慮し、適切なサイズの仏壇を選びます。高さだけでなく、奥行きや幅も確認することが重要です。
材質: 唐木の種類によって色合いや木目が異なるため、好みに合わせて選びます。耐久性や手入れのしやすさも考慮しましょう。
デザイン: 唐木仏壇には様々なデザインがあります。伝統的なデザインからモダンなデザインまで、家の雰囲気や個人の好みに合わせて選びます。
価格: 唐木の種類や仕上げ、サイズによって価格が大きく異なります。予算を決めてから、その範囲内で最適な仏壇を選びましょう。

唐木仏壇は、故人を偲び、ご先祖様を供養するための大切なものです。 慎重に選び、末永く大切に使い続けましょう。

関連情報

唐木：唐木仏壇の材料となる木材についての詳しい情報。
* 仏壇：仏壇の種類や選び方など、仏壇全般に関する情報。

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