唐津信用金庫

唐津信用金庫の概要

唐津信用金庫（からつしんようきんこ）は、佐賀県の唐津市に本店を構える地域密着型の金融機関です。1929年に産業組合法に基づいて設立されたこの金融機関は、当初は「有限責任唐津町信用販売購買組合」として発足しました。その後、時代の変遷と共に法改正が行われ、様々な形態を経て、1951年に現在の「唐津信用金庫」と名を変えました。

沿革の概要

唐津信用金庫の歴史は、1929年の9月に開催された発起人会に始まります。その年の12月には、唐津市呉服町に事務所を設立。事務所は1932年に朝日町に移転し、同年7月には「有限責任唐津市信用組合」と改称されました。1933年には「有限責任信用組合唐津市庶民金庫」という名称に変更された後、1943年には市街地信用組合法に基づき「唐津信用組合」に組織変更し、唐津市全域を事業区域としました。

1950年には中小企業等協同組合法に基づき、信用協同組合に移行しましたが、名称はそのままでした。そして1951年に信用金庫法の制定に伴い、現在の唐津信用金庫となりました。これらの変更は、地域住民や中小企業への金融サービスの提供を強化するために行われており、地元経済の発展を支援しています。

営業地域と支店

唐津信用金庫が提供するサービスは、主に佐賀県全域と福岡県の糸島市に展開されています。しかし、実際の支店は唐津市のみに存在しており、地域のニーズに応えながら運営が行われています。この信用金庫は、地域住民の生活を支える金融機関として、多くの人々に利用されています。

不祥事について

唐津信用金庫においても過去には不祥事が報告されています。2008年9月24日、朝日町支店の支店長代理が顧客からの預金の一部を着服し、私的に流用していたことが明らかになりました。具体的には、約5,405万円が関与し、実損額は1,229万円とされています。事件は広く報道され、この支店長代理は全額を弁済した後、懲戒解雇されました。このような事件を受け、信頼回復に向けた取り組みが進められています。

終わりに

唐津信用金庫は、設立以来地域との結びつきを大切にし、地元経済への貢献を目指して活動しています。今後も地域の発展と顧客の信頼を得るために、さらなる努力を続けていくことでしょう。

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