嘉義市公車

嘉義市公車



嘉義市公車は、台湾嘉義市内を走るバス路線網であり、「市公車（市バス）」とも呼ばれています。嘉義市政府交通処が管轄しており、現在は国光汽車客運と捷乗交通が運行を担当しています。

沿革



嘉義市公車の歴史は、1949年に嘉義市の市営公共汽車管理処が2両のバスで1路線を運行開始したことに始まります。その後、1951年に嘉義市が省轄市から県轄市に降格したため、1953年2月に嘉義県政府建設課が県営で5台のバスによる市内路線運行を再開しました。同年10月には、県政府が県農会系の嘉合汽車公司を吸収し、嘉義県公共汽車管理処（以下、県公車処）が正式に発足しました。

1982年に嘉義市が省轄市に再昇格したことで、市内バスの管轄機関として嘉義市政府交通処が発足しました。2014年1月には、市政府の行政改革により管轄機関が交通処から交通観光処に再編されました。同年10月1日には、嘉義客運公司が6路線の市内バス（旧1-3系統、5-7系統）の運営を開始しましたが、県公車処の路線は運行停止となりました。

しかし、2015年5月には、嘉義県公車処が経営不振のため、上記6路線を再継承しました。同年6月1日には、市内バス路線が1、6、7系統の3路線に再編され、7月には県公車処が運行する県市を跨ぐ公路客運（中距離バス）27路線の市内区間にも一律12元の均一運賃が適用されました。同年8月1日にはIC乗車カード（悠遊卡・一卡通）が導入され、ICカード利用者は同月末まで無料で利用できました。9月1日には均一運賃（12元）に再移行し、10月1日には運賃が27%割引になる一卡通学生カードが導入されました（発売は県公車処）。

2016年9月1日には、県公車処が運行する市外バス27路線の市内区間均一運賃制度が終了しました。2018年5月1日には、市区1系統路線が嘉義栄民医院まで延長運行され、6便増便されました。同年7月18日には66系統の運行が開始され（市區6系統は運行停止）、2018年9月30日までICカードでの乗車は無料でした。8月8日には66系統路線が3便増便されました。

2020年5月21日には、国光汽車客運が電気ノンステップバスの試験運営を開始し、6月1日には国光汽車客運中山幹線（緑線）の運営開始とともに、元1と1A系統の運営が中止されました。12月28日には、嘉義県公共汽車管理処が光林我嘉線（黄線）、忠孝新民幹線（紅線）の運営を開始しました。2021年11月1日には、嘉義県公共汽車管理処が国光汽車客運に光林我嘉線（緑線）と忠孝新民幹線（紅線）の経営権を移転しました。

利用できるICカード



嘉義市公車では、以下のICカードが利用可能です。


路線



嘉義市公車の路線は、市内の主要な場所を結んでいます。

運賃



現在の運賃は12元均一です。ただし、ICカードを利用すると、2025年12月31日まで無料で乗車できます。

接続する他の交通機関



嘉義市公車は、嘉義市内の鉄道駅やその他の公共交通機関と接続しています。

車両



嘉義市公車では、以下の車両が使用されています。


関連項目




外部リンク



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