嘉義市政府

嘉義市政府について

嘉義市政府は、中華民国（台湾）における地方自治体の一つで、嘉義市の行政機関として機能しています。この市政府の首長は、嘉義市長が務めています。

沿革

嘉義市の成り立ちは、1920年に遡ります。当時、日本の統治下にあった台湾において、元嘉義街は台南州嘉義市に昇格し、この際に嘉義市役所が設立されました。1945年の台湾光復後、嘉義市は台湾省に属する省轄市となり、初代嘉義市政府が誕生しました。1946年には、元台南県水上郷と太保郷が合併され、嘉義市政府が新たに設立されます。

1950年には、市は4つの鎮（新東、新西、新南、新北）に再編成され、その結果、当時の市政府は廃止されることとなりました。1951年11月、元嘉義市の4鎮は嘉義県に組み込まれ、県轄市としての地位を持つ市公所に移行し、その後1982年7月1日には再び嘉義市政府としての地位を回復しました。

1990年には市が西区と東区に分かれ、東区に市政府が所在する形となります。また、1998年には台湾省が虚省化されたことに伴い、嘉義市政府は行政院の下部機関として改編されました。

組織

嘉義市政府の組織は、主に6つの局と2つの委員会から構成されています。特に、支所としては西区公所と東区公所が設置されており、それぞれの地域行政を担っています。

庁舎の歴史

市政府の庁舎は、1920年の嘉義郡役所に始まり、1930年には嘉義市役所を経て、1945年には新たな嘉義市政府が設立されました。この後、1950年から1951年にかけては嘉義県政府に移行し、その後市公所として機能しました。1954年には旧市政府が利用されることになり、1997年には元嘉義市役所が市政府の庁舎として使用されています。そして、2005年には現在の庁舎である嘉義市政中心南ビルが完成し、経済活動や地域サービスの中核を担っています。

交通

嘉義市政府へは、嘉義市公車を利用することでアクセスできます。「嘉義市政府」停留所が市内交通の重要なポイントとなっています。

関連項目

• - 嘉義市
• - 東区
• - 嘉義都市圏

嘉義市政府は、地域の発展と市民生活の向上を目指して、日々の行政活動を続けています。歴史的な変遷を経て、現在の市政府がどのように機能しているのか、その背景や組織の構成について理解を深めることが重要です。

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