嘉興南駅

嘉興南駅は、中国の浙江省嘉興市に位置する、滬杭旅客専用線における重要な駅の一つです。2010年10月26日に滬杭旅客専用線が開通したのと同時に開業しました。この駅は、滬杭旅客専用線の中間駅の中では最も高い等級を誇り、唯一の二等駅として位置づけられています。駅の構造は、すべてのプラットフォームが高床式で、停車する列車は高速列車（列車番号の頭文字がG）と動車（列車番号の頭文字がD）に限定されています。

駅の建物は、駅舎、プラットフォームの上屋、地下道、跨線橋を含み、その延べ床面積は5.6万平方メートル弱に及びます。プラットフォームは4面あり、線路は8線が敷設されています。このうち、2線は通過線として使用されます。駅舎は、地下階に到着コンコース、1階に車寄せ、出札窓口、上海虹橋方面への乗車コンコース、2階に杭州方面への乗車コンコースが配置されています。

1階のコンコースには、VIP待合室と安全検査場が設けられています。また、2011年6月時点では、ちまきを販売するテナントが入居していました。上海方面への列車に乗車する際は、主に駅舎に最も近いプラットフォームから発着するため、同一平面上でのスムーズな乗り換えが可能です。

嘉興南駅は、その規模と施設の充実度から、滬杭旅客専用線における重要な拠点としての役割を担っています。高速鉄道網の発達に伴い、嘉興市へのアクセス向上に大きく貢献しています。

[外部リンク]
嘉興南駅紹介 - 上海鉄路局 （中国語）

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