滬杭旅客専用線

滬杭旅客専用線（ここうりょかくせんようせん）

滬杭旅客専用線は、中華人民共和国の上海市と浙江省杭州市を結ぶ、全長158.8kmの高速鉄道です。この路線は、滬杭高速鉄道とも呼ばれ、滬昆旅客専用線の一部を構成しています。

概要

この路線には、CRH380A型電車が導入され、開業当初は武広旅客専用線とともに世界最高となる350km/hでの営業運転を行っていました。しかし、2011年7月23日に発生した温州市鉄道衝突脱線事故の影響を受け、2011年8月28日以降は最高速度を300km/hに減速して運行しています。

上海虹橋駅と杭州東駅の間には、上海松江駅、金山北駅、嘉善南駅、嘉興南駅、桐郷駅、海寧西駅、余杭駅の7駅が設置されています。杭州東駅の完成前は、杭州側のターミナル駅として暫定的に杭州駅が使用されており、杭州以南方面へ直通する列車の一部は杭州南駅に発着していました。

歴史

2009年2月26日：着工
2010年10月26日：運行開始
2013年7月1日：杭州東駅が開業

使用車両

主にCRH380A型電車が使用されています。列車種別は、高速列車（G列車）と動車組列車（D列車）に分けられています。

駅一覧

上海虹橋駅
上海松江駅
金山北駅
嘉善南駅
嘉興南駅
桐郷駅
海寧西駅
余杭駅
杭州東駅

脚注

この路線は、中国の高速鉄道網において重要な役割を果たしており、上海と杭州という二つの大都市間の移動時間を大幅に短縮しています。

また、沿線都市の経済発展にも貢献しており、観光やビジネスでの利用が多い路線です。

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