四国総合通信局

四国総合通信局について

四国総合通信局（しこくそうごうつうしんきょく）は、情報通信行政を所管する総務省の地方支分部局として機能しています。四国地域、すなわち徳島県、香川県、愛媛県、高知県を管轄し、松山市にその本局を置いています。この機関は、周辺地域における情報通信における重要な役割を担っています。

所在地と運営

四国総合通信局の住所は愛媛県松山市味酒町二丁目14番地4です。この局は、アマチュア無線のコールサインにおいて「5」が付く特徴があります。2022年12月31日時点で、78名の職員が在籍しており、この局には下部機関は存在しません。

組織構成

この局は、いくつかの部門で構成されています。主な部署には総務部、情報通信部、無線通信部、電波監理部があります。それぞれの部門では、総務や財務、電気通信事業、放送、無線通信、電波の監督など、情報通信に関する多岐にわたる業務を行っています。

沿革

この局の歴史は1949年に始まりました。その年に「四国電波管理局」が設置され、その後1950年には「四国電波監理局」となりました。1952年には郵政省の地方支分部局となり、1985年には「四国電気通信監理局」と名を改めました。2001年の中央省庁再編により現在の「四国総合通信局」となり、2018年に新住所に移転して新たな業務を開始しました。

庁舎の移転

四国総合通信局は、旧本庁舎が老朽化や立ち退きニーズがあったため、移転を考慮することとなりました。特に、近隣の松山駅周辺の整備計画に伴い、別館の立ち退きが求められていました。このため、松山市や愛媛県は移転先として市外へ行くことが、地域の経済や情報通信に直接影響を与えるとの懸念から、逆に松山市内に留まるよう国に要望を出しました。これに対して、香川県高松市は受け入れに関心を持ち、高松サンポート合同庁舎への誘致を模索していました。

しかし、最終的には2015年、国立印刷局松山倉庫跡地への移転が正式に決定しました。2018年11月26日、整備された新庁舎での業務を開始し、以降より一層効率的な情報通信サービスを地域に提供しています。

参考文献と外部リンク

このように、四国総合通信局は地域の情報通信分野で重要な役割を果たしており、その歴史や組織構成、土地利用により発展してきたことが伺えます。詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できるため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

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