四天王寺前夕陽ヶ丘駅

四天王寺前夕陽ヶ丘駅（してんのうじまえゆうひがおかえき）は、大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町に位置する、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 谷町線の駅です。駅番号はT26。その長い駅名が特徴で、Osaka Metroの駅の中で最も文字数が多く、読みも長いことで知られています。

歴史

駅の開業前には、地名から「夕陽ヶ丘駅」という名称が予定されていました。大阪市も当初はその仮称で広報活動を行っていましたが、地元の住民から「四天王寺前駅」とする要望が強く上がり、最終的には当時の天王寺区長の判断によって「四天王寺前駅」が正式な駅名となりました。

しかし、「夕陽ヶ丘駅」を支持する住民からも、「西中島南方駅」のように両方の名称を取り入れた「夕陽ヶ丘・四天王寺前駅」を求める声が上がり、区役所や交通局への陳情が相次ぎました。その結果、「四天王寺前（夕陽ヶ丘）駅」という、現代でいう副駅名に近い表記が採用されることとなりました。

年表

1968年（昭和43年）12月17日：2号線（現在の谷町線）の谷町四丁目駅 - 天王寺駅間の延伸時に、四天王寺前駅として開業。当初から（夕陽ヶ丘）という表記が併記されていました。
1997年（平成9年）8月29日：四天王寺前夕陽ヶ丘駅に改称。
2018年（平成30年）4月1日：大阪市交通局の民営化に伴い、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅となりました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地下駅です。改札口は各ホームの南北に1か所ずつ、合計4か所設けられています。ホーム間は中間部にある通路で連絡しています。

当駅は平野管区駅に所属しており、同管区駅長によって管理されています。

のりば

	行先
:-	:--
1番線	大日方面
2番線	八尾南方面

利用状況

2023年11月7日の1日乗降人員は24,560人（乗車人員：12,045人、降車人員：12,515人）です。

駅周辺

駅周辺には、寺院や神社、学校、公共施設などが点在しています。

寺院・神社：四天王寺、一心寺、清水寺など
学校：大阪星光学院中学校・高等学校、四天王寺中学校・高等学校など
公共施設：天王寺区民センター、天王寺図書館など

バス路線

駅周辺からは、大阪シティバスと近鉄バスが運行されています。

四天王寺前夕陽ヶ丘（大阪シティバス）
22号系統：あべの橋行
天王寺警察署前（大阪シティバス）
22号系統：諏訪神社前行 / あべの橋行
62号系統：大阪駅前行 / 住吉車庫前行
四天王寺参道口（近鉄バス）
10番：あべの橋（あべのハルカス）行 / 近鉄上本町駅行
12番：あべの橋東口（あべのハルカス東口）行 / 近鉄上本町駅行

隣の駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)

谷町線
谷町九丁目駅 (T25) - 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 (T26) - 天王寺駅 (T27)
* ( ) 内は駅番号を示します。

四天王寺前夕陽ヶ丘駅は、駅名の由来となった四天王寺をはじめとする歴史的な建造物へのアクセスに便利な駅です。また、駅周辺には学校や公共施設も多く、地域住民の生活を支える駅としても重要な役割を果たしています。

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