四目並べ

四目並べ：シンプルながら奥深い戦略ゲーム

四目並べは、2人のプレイヤーが交互にコマを配置し、縦・横・斜めのいずれかの方向に4つ並べることを目指す、古典的なボードゲームです。一見単純なルールながら、奥深い戦略性が魅力で、様々なバリエーションが存在します。

基本ルール

2人のプレイヤーが交互にコマを配置します。
コマは、盤面の下から積み重ねるように配置します。
先に縦・横・斜めのいずれかの方向に自分のコマを4つ並べたプレイヤーが勝利します。

重力付き四目並べ

最も一般的な四目並べとして知られています。コマは盤面の下から積み重ねるように配置する必要があるため、重力の影響を考慮した戦略が重要になります。

コネクト・フォー

アメリカのミルトン・ブラッドリー社（現ハズブロ）が発売している「コネクト・フォー」は、重力付き四目並べの代表的なゲームです。6行7列の盤面に円盤状のコマを落とし、先に4つ並べた方が勝ちとなります。1988年には、ジェームス・D・アレンによって先手必勝であることが証明されています。

立体四目並べ

3次元の空間で四目並べを行うバリエーションです。4×4×4の立方体状の盤面を使用し、縦・横・斜めのいずれかの方向に4つ並べることを目指します。コマを配置する場所の選択肢が大幅に増えるため、より複雑な戦略が求められます。重力なし版では、1980年にオーレン・パタシュニクによって先手必勝であることが証明されています。

キュービックとスコアフォー

パーカー・ブラザーズの「キュービック」やエポック社の「スコアフォー」は、立体四目並べの代表的な製品です。これらのゲームは、3次元空間での戦略的な思考を養うのに役立ちます。

類似ゲーム

四目並べには、以下のような類似ゲームが存在します。

三目並べ: 3×3の盤面で、縦・横・斜めのいずれかの方向に3つ並べるゲーム。
五目並べ: より広い盤面で、縦・横・斜めのいずれかの方向に5つ並べるゲーム。
連珠: 五目並べに禁手ルールを加え、先手と後手の有利不利を均等にしたゲーム。
クアルト: 特徴の異なるコマを選択し、相手に選ばれたコマを配置するゲーム。
コネクト6: 1手で2つずつ石を置き、先に6つ並べた方が勝ちとなるゲーム。
* セルゴ: 長谷川五郎考案の、10×9路盤を使った移動五目並べ。

まとめ

四目並べは、シンプルなルールながら奥深い戦略性を持つ、魅力的なゲームです。重力付きや立体など、様々なバリエーションが存在し、子供から大人まで幅広い世代が楽しめます。ぜひ一度、四目並べの世界に触れてみてください。

四目並べ 第一学習社
Victor Allis's Master's Thesis containing the solution of the game

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