コネクト6

コネクト6（六目並べ）

コネクト6は、五目並べを拡張したボードゲームで、六目並べとも呼ばれます。台湾の国立交通大学の呉毅成教授によって、人工知能プログラミングの題材として考案され、2005年の国際会議で発表されました。中国語では、連六棋または六子棋と呼ばれています。

ゲームの概要

コネクト6は、五目並べと同様に、盤上に石を並べていくゲームですが、以下の点で異なります。

先手の黒が最初の一手を打った後、双方が交互に二手ずつ石を打ちます。
先に六つの石を一直線に並べたプレイヤーが勝利します。

五目並べは先手必勝であることが知られていますが、コネクト6は先攻後攻の不公平感が少なく、ゲーム展開に多様性があるという評価があります。そのため、19×19以上の大きさのボードでプレイするのが一般的です。

公平性について

コネクト6のような二人零和有限確定完全情報ゲームでは、理論上、先手または後手のいずれかに必勝法が存在します。しかし、チェスのように複雑なゲームは解析が難しく、必勝法はまだ見つかっていません。

ゲームの公平性については、両方のプレイヤーが同じ割合でミスをする場合に勝率がほぼ等しくなることが、公平なゲームの基準とされています。コネクト6は、以下の点で公平であると主張されています。

両プレイヤーは常に相手よりも一つ多く石を置く機会がある。
I-Chen Wu教授のチームが作成したAIプログラム同士を対戦させた結果、特定のオープニングが有利になることはない。

ただし、Wu教授によると、白が二手目に黒から離れた場所に打つのは不利になる可能性があると指摘されています。もしそれが不利にならないのであれば、白が初手で二つ石を置いた状態からゲームが始まることになり、白に有利になるはずです。しかし、この証明はまだ決定的なものではありません。

類似のゲーム

三目並べ
五目並べ
連珠：五目並べに禁手を設け、ルールを均等化したゲーム
四目並べ：重力付きで、下から石を積み重ねるゲーム
セルゴ（宇宙遊泳）：長谷川五郎氏考案の移動五目並べ

外部リンク

「六目並べ」に高評価　国際PCゲーム会議
六子棋首頁
Connect 6 六子棋論壇

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