図書印刷同朋舎

株式会社図書印刷同朋舎（新社）について

株式会社図書印刷同朋舎は、京都府京都市中京区に本社を構える印刷会社です。株式会社ティ・プラスの100%子会社として、仏教書や人文科学関係の専門書籍の出版・受託印刷を主な事業としています。

旧社の歴史

1918年、足利浄圓によって創業された図書印刷同朋舎は、1964年1月に法人化されました。学術書、社史、寺史といった出版物のほか、カレンダー、ポスター、カタログ、パンフレット、手帳など幅広い印刷物の企画・制作を手がけ、自費出版物の編集・印刷も行っていました。

1997年12月期には30億円を超える売上を記録しましたが、インターネットの普及に伴う紙媒体需要の減少により、売上は徐々に低下。経営改善のため、社寺向けのドローン広告動画撮影にも取り組みましたが、業績の悪化を食い止めるには至りませんでした。

2019年12月期には9500万円以上の最終赤字を計上し、債務超過に転落。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大による受注の落ち込みが追い打ちをかけ、経営状況は深刻化しました。

このような状況を受け、2020年7月、図書印刷同朋舎は、京都市に本社を置くティ・プラスが設立した新会社（株式会社図書印刷同朋舎）へ一部事業を譲渡しました。ただし、自費出版事業は新会社には継承されず、新会社の社長はティ・プラスの社長が兼務しています。

事業譲渡後の旧会社は、2020年7月17日に、関連会社である有限会社東洋企画とともに京都地方裁判所から破産手続き開始の決定を受け、2021年10月22日に法人格が消滅しました。

新社の設立と沿革

2020年7月7日：株式会社図書印刷同朋舎（新社）設立
2020年7月18日：旧会社から事業を譲り受け、営業開始
2020年9月23日：本社をティ・プラスと同一所在地に移転

創業者：足利浄圓

足利浄圓（本名：藤沢浄円、1878年 - 1960年）は、浄土真宗の僧侶であり、高僧・足利義山の孫にあたります。アメリカでの布教活動や雑誌「同朋」の創刊、真宗学研究所（自照舎）の設立など、多岐にわたる活動を行いました。

外部リンク

株式会社図書印刷同朋舎

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