国公関連労働組合連合会

国公関連労働組合連合会 (国公連合)



概要


国公関連労働組合連合会（略称：国公連合）は、日本の国家公務員、独立行政法人職員、および政府関係企業職員を対象とした労働組合です。国公労働者と呼ばれるこれらの職員は、国の行政機関や特殊法人などで働いています。2015年のデータによれば、国公連合の組合員数は85,783人であり、連合の官公労組としては第三位の規模を誇ります。また、国公労働者の労働組合としては最大の数を誇ります。組合員数は、2002年には約128,000人でしたが、これに比べると13年間で42,000人の減少が見られます。

組織対象の労働者には、国税労組や税関労組など財務省に属する職員団体が多く含まれています。しかし、国公連合は他の職場や組合にも広く働きかけるため、2004年には国公労働者一般を組織する合同労働組合として国公ユニオンを設立しました。これは国公連合の機関ではなく、独立した加盟単組として機能しています。

歴史


1980年代後半からの労働戦線再編において、民間労組の統合が進む中、官公労の統合はほとんどありませんでした。結果的に、1989年には国公労の連合体として日本国家公務員労働組合総連合会（国公総連）が結成され、資源が限られた状況の中で、各組織が分立しました。それでも、国公労連は連合系の中で相対的に大きな勢力を維持しました。

1990年代末から、国公労運動において影響力を強化するため、国公関連労働組合連合会の結成が進められました。2001年には、旧総評系の労組やその他の関連組合が結集し、国公関連労働組合連合会が設立されました。これにより、約135,000人の組合員数を抱えることとなり、国公労働運動の首位を獲得しました。

特に、2011年には国公総連が発展的解散を決議し、その結果、5つの組合が国公連合に直に加盟しました。このような組織的な統一が進む一方、2011年の東日本大震災を契機に国家公務員の給与の引き下げ交渉が進められるなど、組合の活動にも様々な側面が見られました。

加盟組合


国公連合は多様な労働組合が加盟しており、国税労組、政労連、全農林など、さまざまな公共部門に特化した組織が集まっています。これらの組合は、労働者の権利を守るために協力しあい、公務員としての地位を向上させるための取り組みを行っています。

主要な加盟組合:



これらの組合は、日本国内における公務員の働く環境の改善を目指し、協力し合っています。国公連合は、組織の拡大とともに、より多くの労働者を対象にした活動を展開していくことを目指しています。

終わりに


国公関連労働組合連合会は、国家公務員や政府機関の職員を代表する重要な労働組合であり、労働者の権利を守るための活動を続けています。組合の歴史や加盟組合の役割を理解し、今後の活動に注目することが重要です。

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