国土交通省設置法

国土交通省設置法について

国土交通省設置法（平成11年法律第100号）は、国土交通省の設置、任務、所掌事務、および組織について定めた日本の法律です。この法律は、国土交通省が所掌する広範な行政事務を円滑に遂行するために必要な組織を定めることを目的としています。

構成

この法律は、以下の章と節で構成されています。

第一章　総則（第一条）
この法律の基本的な事項を定めています。
第二章　国土交通省の設置並びに任務及び所掌事務
第一節　国土交通省の設置（第二条）
国土交通省の設置について規定しています。
第二節　国土交通省の任務及び所掌事務（第三条・第四条）
国土交通省の具体的な任務と所掌事務を定めています。
第三章　本省に置かれる職及び機関
第一節　特別な職（第五条）
本省における特別な職について規定しています。
第二節　審議会等
第一款　設置（第六条）
国土交通省に設置される審議会に関する規定です。
第二款　国土審議会（第七条―第十二条）
国土審議会の組織と運営について定めています。
第三款　社会資本整備審議会（第十三条）
社会資本整備審議会の組織と運営について定めています。
第四款　交通政策[[審議会]]（第十四条）
交通政策[[審議会]]の組織と運営について定めています。
第五款　運輸審議会（第十五条―第二十六条）
運輸審議会の組織と運営について定めています。
第三節　特別の機関（第二十七条―第二十九条の三）
本省に設置される特別な機関について規定しています。
第四節　地方支分部局（第三十条―第四十条）
地方支分部局の設置と運営について定めています。
第四章　外局
第一節　設置（第四十一条）
国土交通省の外局の設置について規定しています。
第二節　観光庁（第四十二条―第四十四条）
観光庁の設置と任務について定めています。
第三節　気象庁
第一款　任務及び所掌事務（第四十五条―第四十七条）
気象庁の任務と所掌事務について定めています。
第二款　地方支分部局（第四十八条―第五十条）
気象庁の地方支分部局について定めています。
第四節　運輸安全委員会（第五十一条）
運輸安全委員会の設置について規定しています。
第五節　海上保安庁（第五十二条）
海上保安庁の設置について規定しています。
附則
この法律の施行に関する事項や経過措置を定めています。

沿革

1999年（平成11年）7月16日に国土交通省設置法（平成11年法律第101号）が公布され、2001年（平成13年）1月6日に施行されました。この施行に伴い、中央省庁再編が行われ、建設省設置法、運輸省設置法、国土庁設置法、北海道開発庁の設置に関する規定が廃止されました。これらの組織は、国土交通省として統合・再編されました。

関連情報

国土交通省組織令: 国土交通省の組織に関する具体的な事項を定めた政令。
* 国土交通省組織規則: 国土交通省の組織に関する詳細な事項を定めた省令。

まとめ

国土交通省設置法は、国土交通省の活動を支える根幹となる法律であり、その組織、任務、所掌事務を明確に定めることで、国民生活に不可欠な社会基盤の整備、交通政策の推進、観光振興、気象業務、海上の安全確保など、幅広い分野における行政サービスの提供を可能にしています。

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