国立台湾科技大学

国立台湾科技大学（National Taiwan University of Science and Technology, NTUST）

概要

国立台湾科技大学（以下、台科大）は、台湾の首都台北市に位置する、理系および科学技術分野に特化した国立大学です。その前身は、台湾の経済および工業の発展に不可欠な専門技術者と管理職を育成するために設立された国立台湾工業技術学院であり、1997年に大学として改編されました。台科大は、高度な専門知識と実践的なスキルを備えた人材育成に力を入れており、台湾を代表する科学技術大学の一つとして知られています。

台科大は、2年制、4年制、社会人向けコースの3種類の教育カリキュラムを提供しており、学士課程から修士課程、博士課程までを網羅した幅広い教育プログラムを展開しています。台北工業専科学校（台北工専）を前身とする国立台北科技大学（台北科大）とは、常にトップを争うライバル関係にあります。

キャンパス

台科大のキャンパスは、台北市内に位置し、最新の設備を備えた研究施設や教育施設が充実しています。活気にあふれた雰囲気の中で、学生たちは専門分野の知識とスキルを磨いています。また、キャンパス内には、図書館、スポーツ施設、学生寮などの施設も整備されており、学生生活を快適に送ることができます。

歴史

台科大の歴史は、1974年に国立台湾工業技術学院として開校したことに始まります。その後、台湾の経済成長に伴い、より高度な専門技術者の育成が求められるようになり、1997年に国立台湾科技大学へと改称されました。この改称により、教育・研究体制がさらに強化され、現在の発展へと繋がっています。

1974年8月1日：「国立台湾工業技術学院」として開校
1997年：「国立台湾科技大学」と改称

組織

台科大は、様々な学部や研究科を有しており、工学、情報科学、電気電子工学、経営学、デザインなど幅広い分野をカバーしています。各分野において、最先端の研究が行われており、国際的な研究交流も活発に行われています。また、産学連携にも積極的に取り組んでおり、実社会で役立つ技術開発にも力を入れています。

学生

台科大には、優秀な学生が集まっており、多様なバックグラウンドを持つ学生たちが共に学んでいます。学生たちは、講義や研究活動だけでなく、サークル活動やボランティア活動などにも積極的に参加し、豊かな学生生活を送っています。また、国際交流プログラムも充実しており、海外の大学への留学や海外からの留学生との交流も盛んに行われています。

教員

台科大の教員は、各分野の専門知識と豊富な経験を持つ研究者や実務家で構成されています。教育熱心な教員が多く、学生一人ひとりの成長をサポートしています。また、教員たちは、最先端の研究にも積極的に取り組んでおり、研究成果を教育に活かしています。

初代院長・学長

国立台湾工業技術学院

初代院長：陳履安 (1974年8月-1978年1月)
2代院長：毛高文 (1978年2月-1981年7月)
3代院長：石延平 (1980年8月-1990年7月)
4代院長：劉清田 (1990年8月-1997年7月)

国立台湾科技大学

初代学長：劉清田 (1997年8月-2000年7月)
2代(代理)学長：陳希舜 (2000年8月-2000年12月)
3代学長：陳舜田 (2000年12月-2005年1月)
4代学長：陳希舜 (2005年2月-2013年1月)
5代学長：廖慶榮 (2013年2月-2021年1月)
6代学長：顏家鈺 (2021年2月-)

日本の学生交流協定校

台科大は、日本の多くの大学と学生交流協定を結んでいます。これにより、学生たちは留学や短期研修などを通して、国際的な視野を広げることができます。

東京大学
東京工業大学
大阪大学
九州大学
筑波大学
神戸大学
広島大学
北陸先端科学技術大学院大学
九州工業大学
静岡大学
徳島大学
琉球大学
早稲田大学
明治大学
大阪工業大学
名城大学
小山工業高等専門学校

外部リンク

国立台湾科技大学（繁体字中国語）

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