国立病院機構琉球病院

国立病院機構琉球病院：沖縄の医療を支える精神・重症心身障害専門病院

概要

沖縄県国頭郡金武町に位置する国立病院機構琉球病院は、精神疾患と重症心身障害を専門とする医療機関です。長い歴史を持ち、沖縄の医療において重要な役割を担っています。2004年の独立行政法人化を経て、現在も質の高い医療を提供し続けています。

歴史

1949年3月1日、沖縄民政府立沖縄精神病院として開院しました。その後、沖縄群島政府、琉球政府と移管を経て、1972年の本土復帰に伴い厚生省に移管され、国立療養所琉球精神病院となりました。1986年には国立療養所琉球病院と改称され、2004年4月1日には国立病院機構の傘下に入り、現在の名称となりました。およそ70年という歴史の中で、沖縄の精神医療を支え、発展させてきました。

診療科

幅広い診療科目を備え、患者さんの多様なニーズに対応しています。主な診療科は以下の通りです。

内科
精神科
神経科
小児科
歯科
リハビリテーション科

各診療科には経験豊富な医師や医療スタッフが在籍しており、高度な医療を提供しています。特に精神科は、統合失調症やうつ病など、様々な精神疾患の治療に力を入れています。

病棟・病床数

2010年3月24日時点での病床数は406床です。内訳は、精神病床が291床、重症心身障害者病床が80床、そして医療観察法病棟が35床です。重症心身障害者病棟は1976年に開設され、長年多くの患者さんの生活を支えてきました。医療観察法病棟は2007年に増床され、2010年には本格的に開設されました。一般病棟では、統合失調症や鬱病などの治療に加え、アルコール使用障害や認知症治療を専門とする病棟もあります。

アクセス

病院へのアクセス方法は、公式ウェブサイトをご確認ください。

関連施設

* 国立病院機構沖縄病院（沖縄県宜野湾市）

まとめ

国立病院機構琉球病院は、沖縄における精神医療と重症心身障害医療の中核を担う重要な病院です。歴史と実績を積み重ね、最先端の医療技術と温かい心のこもったケアを提供することで、地域社会に貢献しています。今後とも沖縄の医療の発展に大きく貢献していくことが期待されます。

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