本蓮沼駅

本蓮沼駅について

本蓮沼駅（もとはすぬまえき）は、東京都板橋区蓮沼町に位置する都営地下鉄三田線の駅で、駅番号はI 20です。この駅は1968年に開業し、地域の重要な交通の拠点として長年にわたり利用されています。

歴史沿革

本蓮沼駅は、1968年12月27日に都営地下鉄6号線の一部として開業しました。その後、1978年に路線名が三田線に改称されました。2003年には業務委託化が行われ、2007年にはICカード「PASMO」の利用が可能となりました。新たな出入口や改札口の整備も進められ、2010年にはA4出入口及びいずみ公園方面の改札口が開設されました。2013年には再び直営化され、運営体制が見直されています。

駅の構造

本蓮沼駅は、相対式ホームを持つ2面2線の地下駅です。ホームの設計には安全性が考慮されており、西高島平方に非常用の片渡り線も設けられています。駅名は計画段階では蓮沼駅とされましたが、近隣に東急池上線の蓮沼駅が存在したため、1961年当時の地名であった志村本蓮沼町に由来しています。

これまでには定期券売り場も設置されていましたが、現在は自動券売機による発売に移行しています。また、現在進行中の防災改良工事に伴い地下連絡通路が改札内へと移設されています。冬季や悪天候時には隣接する志村坂上駅では折り返しができないため、本蓮沼駅において折り返し運転が行われることもあります。

利用状況

2022年度のデータによると、本蓮沼駅の1日平均乗降人員は22,378人であり、その内訳は乗車人員が11,343人、降車人員が11,035人となっています。この統計は、都市の交通需要の一端を示しており、多くの方々に日常的に利用されている駅であることを伺わせます。

駅周辺の施設

本蓮沼駅周辺には様々な施設が存在します。国立西が丘サッカー場や国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターがあり、スポーツ関連の活動が行われています。また、周辺教育機関として東京都立赤羽北桜高等学校や板橋区立志村第一中学校も立地しており、地域の教育・育成の場ともなっています。さらに、近くには東武ストア本蓮沼駅前店があり、利便性の高いショッピング環境が整っています。

バス路線の接続

本蓮沼駅には複数のバス路線も接続しています。国際興業バスの路線が多数設定されており、池袋方面や高島平方面へのアクセスが容易です。2011年以前までは都電志村線の停留所名を「蓮沼町」として受け継いでいました。

隣接駅

都営三田線の上に位置する隣駅としては、北側に板橋本町駅（I 19）、南側に志村坂上駅（I 21）が存在し、地域の交通の流れを支えています。

本蓮沼駅は、地域社会における重要な交通網としての役割を果たし続けており、今後の発展にも期待が寄せられている駅です。

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