国道17号線 (韓国)

国道17号線

韓国の国道17号線（こくどう17ごうせん、ハングル: 국도 제17호선）は、「麗水-龍仁線」や「突山-陽地線」とも称される、大韓民国における主要な一般国道の一つです。この路線は、南部の全羅南道麗水市にある突山邑を起点とし、北方の京畿道龍仁市処仁区陽智面を終点としています。韓半島の南部沿岸部から内陸部を縦断し、複数の広域自治体を経由して、各地域の交通網を支える重要な役割を果たしています。

経路

国道17号線は、南から北へ向かって、以下の広域自治体およびその管轄下の市・郡・区を通過します。
全羅南道: 麗水市、順天市（市内中心部から黄田面にかけて）、求礼郡、順天市（黄田面）、谷城郡
全北特別自治道: 南原市、任実郡、全州市（完山区、徳津区）、完州郡
忠清南道: 錦山郡
大田広域市: 東区、中区、東区（再び）、大徳区
忠清北道: 清州市（西原区、上党区、清原区）、鎮川郡
京畿道: 安城市、龍仁市（処仁区）

本路線は、全羅南道、全北特別自治道、忠清南道、大田広域市、忠清北道、京畿道の計6つの広域自治体にまたがり、多数の市町村を経由しながら、各地の地域間連携や主要都市へのアクセスを提供しています。特に順天市は一度通過した後、再び経路に含まれる特徴があります。

歴史

国道17号線は、当初1971年8月31日に一般国道路線指定令に基づき、「麗水-清州線」として設定されました。その後、1981年3月14日には路線の起終点に変更が加えられます。起点が従来の全羅南道麗水市から全羅南道麗川郡突山邑に変更され、終点も忠清北道清州市から京畿道龍仁郡内四面に延伸されました。この変更により、路線の愛称は「突山-陽地線」となりました。さらに、1996年7月1日には起点が再び変更され、全羅南道麗川郡突山邑から現在の全羅南道麗水市突山邑となりました。

路線の整備は段階的に進められました。例えば、谷城郡から南原市に至る区間は1976年から1978年にかけて完工しました。また、忠清南道の錦山郡周辺にあたる秋富面から錦山郡までの区間は、1993年から1997年にかけて工事が完了し、供用が開始されています。

接続する主な道路

国道17号線は、その長大な経路の中で、韓国内の主要な高速道路、他の国道、そして国家支援地方道と多数接続しており、広範な交通ネットワークの一部を構成しています。

高速道路
京釜高速道路
南海高速道路
湖南高速道路
順天-完州高速道路
唐津-盈徳高速道路
統営-大田高速道路
中部高速道路
平沢-堤川高速道路
嶺東高速道路
セマングム-浦項高速道路支線

国道
国道2号線
国道4号線
国道13号線
国道18号線
国道19号線
国道21号線
国道22号線
国道24号線
国道25号線
国道26号線
国道30号線
国道34号線
国道36号線
国道37号線
国道38号線
国道42号線
国道77号線

国家支援地方道
国家支援地方道22号線
国家支援地方道32号線
国家支援地方道49号線
国家支援地方道60号線
国家支援地方道68号線
国家支援地方道70号線
国家支援地方道82号線
国家支援地方道84号線（計画中）
国家支援地方道96号線

これらの接続により、国道17号線は地域間の連絡のみならず、長距離の移動においても重要な役割を果たしています。

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