国道507号

一般[[国道]]507号：沖縄の南部を巡る国道

国道507号は、沖縄県糸満市から那覇市に至る、全長約30kmの一般[[国道]]です。沖縄本島南部の糸満市街地を起点に、島の南部を反時計回りに走り、那覇市楚辺の国道330号と交わる古波蔵交差点で終点となります。八重瀬町や南風原町といった地域を通り抜けます。

路線概要

国道507号のルートは、起点の糸満市から八重瀬町の具志頭交差点までは、国道331号と重複しています。具志頭交差点から那覇市の古波蔵交差点までの区間が、国道507号単独の区間となります。

日本の国道の中で最も番号の大きい国道として知られています。沖縄返還以前は、琉球政府道46号線の一部として、那覇市安里から八重瀬町具志頭までを結んでいました。1993年に国道に昇格し、2007年には、それまで国道329号だった那覇市上間から古波蔵の区間が、国道507号に編入されました。

歴史

国道507号の歴史は、戦後の琉球政府道にまで遡ります。1953年には、現在の路線の一部が琉球政府道44号線、46号線として指定されました。沖縄返還後の1972年には、それらは国道329号、沖縄県道46号線となりました。その後、幾度かの昇格や変更を経て、1993年に現在の国道507号として誕生しました。2000年には津嘉山バイパスの一部が開通し、2014年には全線開通しました。

路線データ

起点: 糸満市（国道331号と重複）
終点: 那覇市（国道330号と交差）
総延長: 30.3km（重複区間を含む）
実延長: 17.3km
主な重複区間: 国道331号、国道329号
バイパス: 津嘉山バイパス、八重瀬道路

交通状況と地理

国道507号沿線には、サトウキビ畑が広がっています。起点付近には、平和祈念公園、摩文仁の丘、沖縄県平和記念資料館といった、沖縄戦の歴史を伝える重要な施設があります。

国道507号は、多くの主要地方道や高速道路と交差しており、沖縄南部における重要な交通網を担っています。バス路線も多数運行されているため、公共交通機関での利用も容易です。

まとめ

国道507号は、沖縄戦の歴史を背景に、沖縄南部地域の発展とともに整備されてきた重要な道路です。単なる交通路としてだけでなく、沖縄の歴史や文化、自然を理解する上で重要なルートでもあります。この道路を走ることで、沖縄の南部地域の魅力を改めて感じることができるでしょう。

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