国防部参謀本部

中華民国国防部参謀本部

中華民国国防部参謀本部（以下、参謀本部）は、中華民国国防部における軍令、三軍統合作戦指揮の中枢を担う組織です。軍備の要求、装備品の配分、戦備整備の監督、部隊訓練、戦闘序列や作戦計画の策定など、多岐にわたる軍事関連事項を統括しています。これは、日本における防衛省統合幕僚監部に相当する機関です。

組織構成

参謀本部は、以下の役職で構成されています。

参謀総長: 一級上将（上級[[大将]]に相当）が任命されますが、2013年以降は戦時限定の階級となり、平時は二級上将（大将に相当）が任命されます。
副参謀総長兼執行官: 二級上将（大将に相当）が任命されます。
副参謀総長: 2名が任命され、中将が充てられます。
首任総士官長: 一等士官長（先任上級曹長）が任命され、全軍の下士官兵を統率します。
次長: 少将が5名から7名任命されます。
主任: 2名が任命されます。
助理次長執行官: 8名から16名が任命されます。

参謀本部全体では、約1000名程度の職員が勤務しています。

歴史

1970年から2001年にかけて、参謀本部参謀総長は、中華民国国軍の実質的な指揮者としての立場を持っていました。

歴代参謀総長

憲法施行後の歴代参謀総長については、別途資料をご参照ください。

まとめ

参謀本部は、中華民国国防において極めて重要な役割を担う組織です。軍事戦略の立案から部隊の運用まで、幅広い分野を統括し、国家の安全保障に貢献しています。

脚注

中国語版Wikipediaの「一級上将」のページも参照してください。

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