国際標準化機構(ISO)が定める国際標準の一覧は、技術、産業、社会のあらゆる分野を網羅しており、その範囲は非常に広大です。そのため、一覧は番号帯ごとに分割され、体系的に整理されています。以下に、ISO規格の番号帯ごとの区分を記します。
ISO規格の番号帯区分
ISO 1 から ISO 999:初期に制定された規格や、基礎的な分野の規格が含まれます。
ISO 1000 から ISO 1999:様々な産業分野における製品やシステムの規格が定められています。
ISO 2000 から ISO 2999:材料試験や分析方法に関する規格が多く含まれます。
ISO 3000 から ISO 3999:一般消費財や食品に関する規格が中心です。
ISO 4000 から ISO 4999:環境マネジメントシステムや環境に関する規格が規定されています。
ISO 5000 から ISO 5999:エネルギーマネジメントや効率に関する規格が中心です。
ISO 6000 から ISO 6999:鉱業や資源に関する規格が定められています。
ISO 7000 から ISO 7999:グラフィックシンボルや図記号に関する規格が含まれます。
ISO 8000 から ISO 8999:データ交換や情報技術に関する規格が中心です。
ISO 9000 から ISO 9999:品質マネジメントシステムに関する規格が規定されています。
ISO 10000 から ISO 10999:人間工学や安全に関する規格が多く含まれます。
ISO 11000 から ISO 11999:建設や土木工学に関する規格が中心です。
ISO 12000 から ISO 12999:農業や林業に関する規格が規定されています。
ISO 13000 から ISO 13999:輸送や物流に関する規格が含まれます。
ISO 14000 から ISO 14999:環境マネジメントに関する規格が中心です。
ISO 15000 から ISO 15999:情報技術やソフトウェアに関する規格が多く含まれます。
ISO 16000 から ISO 16999:労働安全衛生に関する規格が定められています。
ISO 17000 から ISO 17999:適合性評価や認証に関する規格が中心です。
ISO 18000 から ISO 18999:情報セキュリティに関する規格が規定されています。
ISO 19000 から ISO 19999:リスクマネジメントに関する規格が多く含まれます。
ISO 20000 から ISO 29999:サービスマネジメントに関する規格が中心です。
ISO 30000 以降:上記以外の分野、または新しい分野に関する規格が随時追加されています。
この一覧は、ISOが発行する規格の全体像を把握するのに役立ちますが、最新かつ詳細な情報については、必ずISOの公式カタログ(ISO Catalogue)を参照してください。ISOカタログは、ISOのウェブサイトで検索可能です。これにより、常に最新の規格情報や改正状況を確認することができます。
関連情報
日本産業規格の一覧:日本の産業規格(JIS)についても、詳細な一覧が参照できます。
外部リンク
International Organization for Standardization:ISOの公式サイトです。最新情報や規格の背景などを確認できます。
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ISO catalogue search page:ISO規格の検索ページです。特定の規格を検索したり、一覧を参照したりできます。