国際標準化機構が定める国際標準一覧 (ISO 3000 から ISO 3999 まで)

ISO 3000番台の国際規格について

ISO（国際標準化機構）が定めるISO 3000番台の規格は、非常に多岐にわたる分野をカバーしており、各産業における製品やサービスの品質、安全性、互換性を確保するための重要な基準を提供しています。以下に、ISO 3000番台の規格の一部を詳細に解説します。

機械工学関連

ISO 3002: 切削及び研削の基本に関する規格。
ISO 3070: 横中ぐり盤の精度検査に関する試験条件。
ISO 3089: 一体ジョーをもつ自動心立て、手動操作式チャックの試験条件。
ISO 3190: 複合テーブル直立ボール盤の精度検査。
ISO 3291, ISO 3292: モールステーパシャンク及びストレートシャンクエクストラロングドリルに関する規格。
ISO 3293, ISO 3294: モールステーパシャンク及びストレートシャンク面取りフライスに関する規格。
ISO 3442: 工作機械 - ツーピースジョー(溝形)付き自動心立てチャックの寸法及び幾何形状試験。
ISO 3875: 工作機械 - 心なし研削盤の試験条件 - 精度検査。

これらの規格は、機械部品の製造における精度や性能を確保するために不可欠であり、製造業における品質管理の基盤となっています。

自動車関連

ISO 3006: 路上走行車 - 道路用の乗用車ホイールの試験方法。
ISO 3208: 路上走行車 - 乗用車内の突起物の評価。
ISO 3412: 路上走行車 - 遮蔽防水式点火プラグ及びその接続部。
ISO 3894: 路上走行車 - 商用車のホイル/リムの試験方法。
ISO 3911: 空気タイヤのホイル及びリム - 用語、表記法及びマーキング。

これらの規格は、自動車の安全性、信頼性、部品の互換性を確保するために重要であり、自動車業界の品質基準を支えています。

建築及び建設関連

ISO 3008, ISO 3009: 耐火試験に関する規格。ドア及びシャッターアセンブリ、建築構造要素のガラス入り要素について規定しています。
ISO 3010: 構造物の設計の基礎 - 構造物に対する地震の作用に関する規格。
ISO 3443: 建築物の公差に関する規格。
ISO 3880: 建築構造 - 階段に関する用語の規格。
ISO 3881: 建築構造 - モジュール割り - 階段及び階段開口部 - 調整寸法の規格。

これらの規格は、建築物の安全性、耐震性、施工精度を確保するために不可欠です。

映画撮影及び写真関連

ISO 3022, ISO 3023, ISO 3024, ISO 3026: 映画撮影用フィルムの寸法、仕様、及び画像面積に関する規格。
ISO 3028: 写真撮影用イルミナントに関する規格。
ISO 3029: 126サイズカートリッジサイズフィルムマガジンに関する規格。
ISO 3639, ISO 3641, ISO 3642, ISO 3644, ISO 3646, ISO 3647: 8mmタイプS動画フィルム及びカメラカートリッジの寸法、仕様、映写リールに関する規格。

これらの規格は、映画撮影及び写真業界におけるフィルムや機材の互換性を保証し、高品質な映像制作を支えています。

その他工業製品及び材料

ISO 3011: ゴム又はプラスチック引布のオゾンき裂抵抗の求め方。
ISO 3035, ISO 3037: 段ボールの平面圧縮強さ試験及び垂直圧縮強さ試験に関する規格。
ISO 3040: 製品の幾何特性仕様(GPS) - 寸法及び公差の表示方法 - 円すいに関する規格。
ISO 3071: 繊維 - 抽出水のpHの測定に関する規格。
ISO 3077: 巻き上げ用ショートリンクチェーンに関する規格。
ISO 3107: 歯科用酸化亜鉛セメントに関する規格。
ISO 3108: 汎用鋼ワイヤロープ - 実引張強さの測定に関する規格。
ISO 3116: マグネシウム及びマグネシウム合金 - 展伸用マグネシウム合金に関する規格。
ISO 3126: プラスチック配管システム - プラスチック部品の寸法測定に関する規格。
ISO 3129, ISO 3130, ISO 3131, ISO 3132, ISO 3133: 木材の物理試験及び機械試験に関する規格。
ISO 3146: プラスチックの溶融挙動に関する規格。
ISO 3154, ISO 3155, ISO 3156: 鉱山用より線ワイヤロープに関する規格。
ISO 3161: 航空宇宙機器用インチ系 - UNJねじ - 一般要求事項及び限界寸法に関する規格。
ISO 3167: プラスチック - 多目的試験片に関する規格。
ISO 3175: 繊維 - 布地及び衣服の職業的管理、ドライクリーニング、ウェットクリーニングに関する規格。
ISO 3233: 塗料及びワニス - 乾燥塗膜密度から塗液の不揮発分容積％の測定に関する規格。
ISO 3269: 締結用部品 - 受入検査に関する規格。
ISO 3295: 木工用幅狭帯のこの刃に関する規格。
ISO 3297: 情報及びドキュメンテーション - 国際標準シリアル番号(ISSN)に関する規格。
ISO 3302: ゴム - 製品公差に関する規格。
ISO 3310: 試験用ふるい - 技術的要求事項及び試験に関する規格。
ISO 3312: 焼結金属材料及び超硬合金 - ヤング率の測定に関する規格。
ISO 3327: 超硬合金 - 曲げ強さ(抗折力)の測定方法に関する規格。
ISO 3366: 研磨布紙 - ロールに関する規格。
ISO 3369: 通気性のない焼結金属材料及び超硬合金 - 密度の測定方法に関する規格。
ISO 3374: 強化製品 - マット及び繊維 - 単位面積当たりの質量の測定に関する規格。
ISO 3376, ISO 3377, ISO 3378, ISO 3380: レザーの物理及び機械試験に関する規格。
ISO 3506: 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質に関する規格。
ISO 3537: 路上走行車 - 安全ガラス材料 - 機械試験に関する規格。
ISO 3573, ISO 3574, ISO 3575: 熱間圧延、冷間還元、連続溶融めっき炭素鋼板に関する規格。
ISO 3779: 路上走行車 - 車両識別番号(VIN) - 内容及び構成に関する規格。
ISO 3801: 繊維 - 織物 - 単位長当たりの質量及び単位面積当たりの質量の測定に関する規格。
ISO 3834: 金属材料の融接の品質要求事項に関する規格。
ISO 3860: キー付きボアーフライス - 総形フライスに関する規格。
ISO 3861: サンド及びグリットブラスト用ゴムホース - 仕様に関する規格。
ISO 3871: 路上走行車 - 石油系又は非石油系ブレーキ液容器のラベルに関する規格。
ISO 3873: 工業用ヘルメットに関する規格。
ISO 3949: プラスチックホース及びホースアセンブリ - 油圧用途の布補強タイプ - 仕様に関する規格。
ISO 3996: 路上走行車 - 非石油系ブレーキ液と組み合わせて使用する油圧ブレーキ装置のブレーキホースに関する規格。

これらの規格は、各産業における製品の品質、性能、安全性を確保するために不可欠であり、国際的な貿易を円滑にするための共通基準を提供しています。

その他の分野

ISO 3033, ISO 3044, ISO 3045, ISO 3053, ISO 3054, ISO 3061, ISO 3063, ISO 3064, ISO 3140, ISO 3141, ISO 3142, ISO 3143, ISO 3214, ISO 3215, ISO 3217, ISO 3475, ISO 3515, ISO 3517, ISO 3518, ISO 3519, ISO 3520, ISO 3523, ISO 3524, ISO 3525, ISO 3526, ISO 3527, ISO 3757, ISO 3760, ISO 3761, ISO 3809, ISO 3848, ISO 3849: 精油に関する規格。
ISO 3093: 小麦、ライ麦、デュラム小麦のフォーリングナンバ測定に関する規格。
ISO 3103: 茶 - 官能検査用液体の作成に関する規格。
ISO 3356: 牛乳 - アルカリホスファターゼの定量に関する規格。
ISO 3400, ISO 3401, ISO 3550: シガレットに関する規格。
ISO 3432, ISO 3433: チーズの脂肪分定量に関する規格。
ISO 3631: 柑橘類の保存に関する規格。
ISO 3632: 香辛料 - サフランに関する規格。
ISO 3726: インスタントコーヒー - 減圧下の減量の測定に関する規格。
ISO 3727: バターの水分、非脂肪固形物及び脂肪分の定量に関する規格。
ISO 3728: アイスクリーム及びミルクアイスの固形分総量の定量に関する規格。
ISO 3889: 牛乳及び乳製品 - モジョニエ脂肪抽出フラスコに関する規格。
ISO 3890: 牛乳及び乳製品 - 有機塩素化合物(農薬)残留物の定量に関する規格。
ISO 3959: 青いバナナ - 熟成条件に関する規格。
ISO 3974, ISO 3975: 屠殺用の生きた家畜の定義に関する規格。

これらの規格は、食品や農業分野における製品の品質と安全性を確保するための基準となっています。

まとめ

ISO 3000番台の規格は、非常に広範な産業分野をカバーしており、製品の品質、安全性、互換性を確保するために不可欠です。これらの規格は、国際貿易を円滑にするための共通基準として、世界中の企業や組織によって採用されています。各規格は、特定の製品やサービスに特化した詳細な要求事項を定めており、関連する産業において品質管理の基盤となっています。

出典:

※特に個別に明記していないものの出典は、JSA Web Storeである。

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