土古町

土古町の概要

土古町（どんごちょう）は、愛知県名古屋市港区の一地域で、現在は土古町1丁目から4丁目と、土古町字屋敷地から構成されています。住居表示の実施は行われていません。

地理的特徴

この町は名古屋市港区の中央北部にあたります。東側には泰明町、南側には港北町、北側は川西通と接しています。また、土古町字屋敷地は、土古町3丁目の北西端にある八剱社の境内にわずかに存在しています。

土古町の字の変遷

土古町にはかつての小字がいくつか存続しており、その中には消滅したものも含まれています。

歴史的背景

土古町の由来は1740年（元文5年）、成瀬隼人正の控地を鈴木新助が開発したことにさかのぼります。この地は、もともとは田園地帯で、1935年（昭和10年）には鐘淵紡績によって芦原に変わりました。しかし、第二次世界大戦中には、市内の中学生による勤労奉仕が行われ、再び水田が復活しました。

名称の由来

土古山という名前の由来には二つの説があります。一つは、荒子川の砂州が小高い丘となっていたことを示すものです。もう一つは、同じグループを指す「同伍」という表現が変化して、「土古」となった可能性があると言われていますが、詳細は定かではありません。

行政の変遷

• - 1740年（元文5年） - 愛知郡土古山新田として開発される。
• - 1889年（明治22年）10月1日 - 合併により、愛知郡明徳村大字土古山新田となる。
• - 1906年（明治39年）5月10日 - 合併により、小碓村大字土古山新田となる。
• - 1921年（大正10年）8月12日 - 大字土古に改称。
• - 1921年（大正10年）8月22日 - 名古屋市南区土古町として編入。
• - 1937年（昭和12年）10月1日 - 港区成立により、同区土古町となる。
• - 1961年（昭和36年）3月28日 - 一部が港北町、泰明町、東土古町に分割。

世帯数と人口

2019年（平成31年）3月1日現在、土古町にはそれぞれの世帯数と人口が登録されています。これは国勢調査によるデータで、人口は時間とともに変動しています。

教育機関

土古町では、市立の小学校や中学校が設置されています。具体的な学校名については、名古屋市立小碓小学校、真宗大谷派の幸福寺などが挙げられます。また、土古おおぞら保育園は1961年に開園し、2019年には運営が社会福祉法人愛名に引き継がれ、現在の名称になっています。

地域におけるその他の施設

地域には名古屋市営新土古荘や水谷医院もあり、地元の人々に支持されています。この地区の郵便番号は455-0068で、名古屋港郵便局が担当しています。

参考文献

今後、土古町に関する更なる情報は、愛知県関連の文献や市の公式資料などから確認することができます。

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