土小屋

土小屋（つちごや）について

土小屋は、愛媛県道12号西条久万線の終点である石鎚スカイラインに位置し、久万高原町と西条市の境界を跨ぐ地域です。この土地は、消費者向けの住居表示では、久万高原町若山と西条市西之川丙に分かれています。また、特定の条件により、日本郵便から交通困難地に指定されており、毎年12月1日から翌年の3月末までの間、この地域宛てに郵便物を送ることができません。

土小屋の概要

土小屋は、登山愛好者にとっての重要な拠点であり、石鎚山やその周囲の山々への登山の起点となる場所です。ここには、石鎚神社遥拝殿や国民宿舎石鎚、そして土小屋terraceと呼ばれる施設があります。土小屋terraceは、2020年7月1日にリニューアルされ、モンベルフレンドショップとカフェに生まれ変わりました。また、2階には食堂があるため、登山の合間に美味しい食事を楽しむことができます。さらに、大きな無料駐車場も完備されています。

山開きの期間、特に7月2日から7月10日までの間は、女人禁制が解かれ、多くの登山者が集まります。天候の良い日には、駐車場が混雑することがあります。土小屋から石鎚山の頂上までは4.6kmの距離で、約2時間半で到達可能です。また南側には、岩黒山への道があり、こちらは50分で山頂に到達できます。そのほか、筒上山や手箱山への登山口も近くにあります。さらに、東側からの瓶ヶ森林道の終点地でもあり、アクセスが良好です。特徴的な点として、ロータリーの中央には標高1,492mを示す石碑が立っています。

アクセスと宿泊

土小屋へのアクセスには、石鎚スカイライン（1970年9月1日開通）を利用することができます。この道路の終点への道は、松山自動車道の松山インターチェンジから車で約2時間の距離です。ただし、冬季には通行が不可能となり、12月1日から3月31日までの間はゲートが閉鎖されます。特に通行できるのは、11月30日の午後6時までで、その後は冬季仕様となります。また、瓶ヶ森林道の終点へもアクセス可能であり、松山自動車道いよ西条インターチェンジからも約2時間の距離ですが、こちらも冬季には通行不可となります。

宿泊については、国民宿舎石鎚が提供されており、登山者や観光客が快適に滞在するための施設が整っています。山岳信仰の地として、さらなる魅力を持つ土小屋は、自然と歴史を感じることができる場所です。

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