土庄町立土庄小学校

土庄町立土庄小学校について

土庄町立土庄小学校（とのしょうちょうりつ とのしょうしょうがっこう）は、香川県小豆郡の土庄町に位置する公立の小学校です。この学校は、2015年4月1日に土庄町立豊島小学校を除く町内の4つの小学校が統合され、新たに設立されました。統合された学校には、旧・土庄小学校、渕崎小学校、北浦小学校、四海小学校があり、それぞれの歴史が融合した学校として新たに生まれ変わりました。

旧・土庄小学校は2014年度まで存在しており、瀬戸内国際芸術祭2016の期間中は案内所としても使用されていました。多くの歴史を持つこの学校は、地域に根差した教育機関としての役割を担っています。

沿革

土庄小学校の歴史は1873年（明治6年）に遡ります。当初は西光寺を仮校舎とし、「土庄小学校」として誕生しました。翌1875年には「執中小学校」と改称され、さらに1887年には「土庄尋常小学校」に名称変更され、児童数は205名に達しました。その後も学校の名称は変わり続け、1891年には「土庄簡易小学校」を統合し、1908年には「第一土庄尋常小学校」、1913年には高等科を併設し「第一土庄尋常高等小学校」と改名されました。

学校の校歌「出で入る船の」は1918年に発表され、1939年には校旗も制定されました。1941年には国民学校制度の施行に伴い「第一土庄国民学校」と改称し、戦後の1947年には「土庄町立第一土庄小学校」となり、1956年には現在の名称「土庄町立土庄小学校」に変更されました。また、1966年には四海小学校の豊島分校を統合し、さらなる発展を遂げます。

2015年には新しい土庄小学校が新設され、旧・土庄小学校を含む歴史ある学校が統合されて一つの新たな教育機関としてスタートしました。現在の所在地は土庄町渕崎甲2080番地1です。

通学区域

土庄町立土庄小学校の通学区域は、土庄町豊島を除いた土庄町全域となっています。卒業生は基本的に土庄町立土庄中学校に進学することが一般的です。2014年度までの旧・土庄小学校の通学区域は、小豊島を含む土庄町甲、乙、伊喜末の一部でした。

学校周辺の環境

学校の近くには香川県立土庄高等学校や土庄町立土庄中学校があります。また、世界で最も狭い海峡とされる土渕海峡も近くにあります。交通の便は良く、国道436号にアクセス可能で、土庄港からは徒歩20分の距離に位置しています。小豆島オリーブバスの合同庁舎前で下車すると学校に行くことができます。

同じ通学区域の学校

土庄町立土庄小学校の通学区域が近接している学校には、小豆島町立安田小学校、小豆島町立星城小学校、小豆島町立池田小学校、そして土庄町立豊島小学校があり、豊島小学校とは海を挟んで隣接しており、定期旅客船でのアクセスも可能です。

このように土庄町立土庄小学校は、長い歴史と地域のコミュニティと深く結びついた教育機関として、地域の児童たちに質の高い教育を提供し続けています。

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