土田拓海

土田拓海：多彩な才能と飾らない人柄を持つ元BOYS AND MENメンバー

土田拓海（つちだ たくみ）は、1991年6月15日生まれの愛知県一宮市出身のタレント。男性アイドルグループBOYS AND MENとその派生ユニット誠の元メンバーとして知られています。愛称は「つっちー」や「つっちぃ」。

芸能界入りの道：プロ野球選手への夢から芸能界へ

5歳まで神奈川県横浜市で育った土田は、中学時代はプロ野球選手を目指していました。しかし、その夢を諦めた後、テレビドラマがきっかけで芸能界に興味を持つように。高校時代には東京の芸能事務所の養成所に通い、デビュー目前まで迫りましたが、ある出来事から芸能界を一度諦め、美容専門学校に進学します。

それでも芸能への未練を断ち切れず、再び芸能界を目指すことを決意。オーディション雑誌を片手に挑戦を続け、名古屋で活動できる事務所のオーディションに応募します。そこで、フォーチュンエンターテイメントの社長、谷口誠治氏と出会い、新たなプロジェクトへの参加を勧められたのです。それが、BOYS AND MENの前身となる「IKEMEN☆NAGOYA」でした。

2010年4月、「IKEMEN☆NAGOYA」の第1回公開オーディションに参加。田中俊介、平松賢人らと共にBOYS AND MENの初期メンバーとして選ばれ、芸能界への道を歩み始めます。本格的に活動を開始した「IKEMEN☆NAGOYA」では、芸能活動に専念するため、専門学校を3ヶ月で退学。そして、BOYS AND MENの旗揚げ公演『ストレートドライブ!』で舞台デビューを果たしました。

BOYS AND MENでの活動と多様な挑戦

BOYS AND MENの一員として、バラエティ番組『サタメン!!!』へのレギュラー出演（2011年～2012年）や、派生ユニット「誠」への参加（2012年～）など、精力的に活動。2016年には、ラジオ番組の企画で酒井直斗と共に「第七学園演芸部」を結成し、『キングオブコント』にも出場するなど、お笑いにも挑戦しました。

さらに、ラジオパーソナリティとして『誠と拓海はディナーのあとで』を担当する傍ら、映画やドラマにも多数出演。グループ活動以外にも、ソロでのバラエティ番組出演など、活動の幅を広げていきました。

休養とグループ脱退：新たな道へ

2020年9月、心身のコンディション不良を理由に休養を発表。すべての活動を一時休止しました。そして2021年8月13日、グループを脱退し、フォーチュンエンターテイメントを退所することを発表。自身のブログで、芸能界での活動に対する考え方の変化を綴り、今後の活動について「ステージに立つという形ではありませんが、エンターテイメントに関わる形で活動できたら」と述べています。

その後、SNSアカウントを開設し、起業家としての道を歩み始めていることを報告しています。

多彩な才能と人となり

183cmの長身で血液型はB型。3人兄弟の長男であり、弟はNHKアナウンサーの土田翼です。趣味は将棋、野球、サッカー、掃除、ランニングなど多岐に渡り、中国語の学習にも励んでいます。ハウスクリーニングアドバイザーとクリーニングインストラクターの資格も取得しています。

BOYS AND MENでのキャッチフレーズは「決まらない王子」。これは、重要な場面で失敗してしまうという自身の経験から付けられたものです。事務所との最初の面談やオーディションでも、遅刻や忘れ物をするなど、数々の失敗を繰り返したにも関わらず、その飾らない人柄が評価され、BOYS AND MENの一員として迎え入れられました。

グループ活動中に、将来への不安や「いじられキャラ」としての扱いに悩んだ時期もありましたが、メンバーである水野勝の支えもあり、持ち前の明るさで乗り越えました。

出演作品

テレビドラマ:『各務原よ 大使を抱け!』、『なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?』、『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』、『トクサツガガガ』など多数出演。

バラエティ・情報番組:『サタメン!!!』、『特捜指令!アイチ★ポリスシリーズ』、『ボイメン体操』など

映画:『A.F.O 〜All for one〜』、『サムライ・ロック』、『復讐したい』、『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』、『棘の中にある奇跡 〜笠間の栗の木下家〜』、『ゼニガタ』、『鈍色のキヲク』など

配信ドラマ:『学園のクローバー』、『キスのカタチ「キスへの距離」』など

ラジオ:『誠と拓海はディナーのあとで』

舞台:『ストレートドライブ!』、『ホワイト☆タイツ』、『ホワイト☆タイツII』、『RETURNER』、『ボイメンステージ 諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜』など

作品:電子書籍『CanCam デジタルフォトブック 『土田拓海 COLOR-09 “PURPLE”』』、『土田拓海デジタル版 BOYS AND MEN THANKS! AT DOME LIVE』など

土田拓海のこれまでの活動は、彼の多様な才能と飾らない人柄を表しています。今後の活躍にも期待が高まります。

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