在スラバヤ日本国総領事館

在スラバヤ日本国総領事館について

在スラバヤ日本国総領事館は、インドネシア第二の都市であるスラバヤに設置されている日本の総領事館です。この総領事館は、両国間の外交関係において重要な役割を担っています。

歴史

1920年3月13日、オランダ領東インドのスラバヤに、在スラバヤ日本帝国領事館が開設されました。これは、日本とインドネシアの長い歴史の始まりを示す出来事でした。しかし、1941年12月8日、日本がアメリカとイギリスに宣戦布告したことで状況は一変します。オランダも日本に宣戦布告し、在スラバヤ日本帝国領事館を含むオランダ領東インドの日本領事館は閉鎖されました。

1942年3月9日、オランダ領東インドは日本に降伏し、日本による統治が始まりました。しかし、1945年8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し、連合国に降伏。これにより、日本の統治は終わりを迎えました。1945年8月17日には、インドネシア独立宣言が発表されましたが、旧宗主国オランダはこれを認めず、独立戦争へと発展しました。

1949年12月27日、4年以上にわたるインドネシア独立戦争の末、オランダはインドネシアの独立を承認しました。その後、1952年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効し、日本が独立を回復。同年8月5日には、在スラバヤ日本国領事館が再開されました。同日には在ジャカルタ日本国総領事館も開設されています。

1958年4月15日、日本とインドネシアの間で平和条約と賠償協定が締結され、正式に国交が樹立しました。1979年には、スラバヤの領事館は総領事館に昇格しました。さらに、1980年には、バリ島のデンパサールに在スラバヤ日本国総領事館所轄の出張駐在官事務所が開設されましたが、2006年1月1日に、デンパサールの事務所は独立して在デンパサール日本国総領事館となりました。

2009年1月1日には、閉鎖された在マカッサル日本国総領事館に代わり、在スラバヤ日本国総領事館所轄の在マカッサル出張駐在官事務所が開設され、2014年8月1日に在マカッサル領事事務所に改称されました。

所在地と管轄地域

在スラバヤ日本国総領事館は、東ジャワ州、東カリマンタン州、北カリマンタン州、南カリマンタン州を管轄しています。これらの地域における日本とインドネシアの友好関係を促進する重要な拠点となっています。

関連情報

関連項目:
在インドネシア日本国大使館
在デンパサール日本国総領事館
在メダン日本国総領事館
在マカッサル領事事務所
日本とインドネシアの関係
日本の在外公館の一覧

外部リンク:
在スラバヤ日本国総領事館
在スラバヤ日本国総領事館 (インドネシア語)

この総領事館は、インドネシアにおける日本の重要な外交拠点の一つとして、両国間の友好と協力関係をさらに発展させる役割を担っています。

もう一度検索