在フィンランド日本国大使館

在フィンランド日本国大使館について

在フィンランド日本国大使館は、フィンランドの首都ヘルシンキに所在する日本国の大使館です。フィンランドと日本の外交関係は、1919年にまで遡ります。

歴史

1917年12月にフィンランドが独立を果たすと、1919年5月には日本もこれを国家として承認し、両国間の外交関係が樹立されました。当初、日本は在スウェーデン公使がフィンランド公使を兼任する形で、非常駐の外交官を派遣していました。

1936年、ヘルシンキに日本帝国公使館が設置され、酒匂秀一が常駐の初代公使として着任します。しかし、第二次世界大戦の影響により、1944年にはフィンランドが日本との国交を断絶し、公使館も閉鎖されました。

戦後、1952年4月28日のサンフランシスコ平和条約発効により日本は独立を回復しましたが、フィンランドは同条約の締結国ではなかったため、両国間の外交関係はすぐには再開されませんでした。ただし、領事・通商関係は回復しています。

同年9月29日には、ヘルシンキに日本国総領事館を設置するための準備として在外事務所が開設され、同年12月26日には衆議院で総領事館の設置が決定しました。

1957年に日本とフィンランドの外交関係が再開され、同年3月30日には、総領事館に代わって在フィンランド日本国公使館の開設が衆議院で決定。都村新次郎が戦後初の公使として着任しました。

1962年3月20日には、公使館から大使館への昇格が決定し、小島太作が初代の在フィンランド大使に就任しました。以来、半世紀以上にわたり、両国間の良好な関係を支える重要な役割を担っています。

所在地

大使館は、ヘルシンキの中心部、Unioninkatu 20-22, 00130 Helsinki に位置しています。

著名な在勤者

過去には、以下のような著名な人物が在勤していました。

北岡元
北川達夫
小池政行
小島秀雄
杉原千畝
寺田済一
長崎輝章
横井忠雄

その他

関連情報として、以下も参照ください。

日本とフィンランドの関係
駐日フィンランド大使館
在スウェーデン日本帝国公使館 - 1936年まで在フィンランド日本帝国公使館を兼轄
在フィンランド日本国大使館 （公式サイト）
* 在フィンランド日本国大使館 - YouTubeチャンネル

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