在ベレン領事事務所

在ベレン領事事務所について

在ベレン領事事務所は、ブラジル北部、アマゾン川河口に位置する主要都市ベレンに設置されている日本の領事事務所です。この事務所は、かつては領事館、総領事館として機能していましたが、2014年1月1日に現在の領事事務所となりました。

管轄区域と在留邦人数

在ベレン領事事務所は、パラー州、マラニョン州、ピアウイ州、アマパー州を管轄しています。2017年10月1日時点での管轄区域内の在留邦人数は2481人と、ブラジル国内の在外公館の中では、在サンパウロ日本国総領事館、在クリチバ日本国総領事館に次いで3番目に多い在外公館です。また、在リオデジャネイロ日本国総領事館よりも多くの在留邦人がいます。

歴史

在ベレン領事事務所の歴史は、1929年にブラジル北部のアマゾン地域への最初の日本人移住者がベレンに到着したことから始まります。その後、1934年8月には在ベレン日本帝国領事館が開設され、初代領事には浜口光雄が就任しました。しかし、1942年1月19日に日本とブラジルの国交が断絶されたことで、在ベレン日本帝国領事館を含む在ブラジル日本公館は一時閉鎖されました。

第二次世界大戦後の1953年、在ベレン日本国領事館として再開されました。1956年3月16日には、領事館に代わって在ベレン日本国総領事館が開設されました。しかし、2013年、在外公館の見直しが行われ、在ベレン総領事館の出張駐在官事務所への格下げが検討されました。

この格下げに対し、国会では議論が行われました。高市早苗政務調査会長（当時）は、領事館を置く必要性が高まっているのではないかと懸念を示し、合理的な説明を求めました。しかし、2013年3月22日の外務委員会で、在ベレン日本国総領事館を廃止し、代わりに在ベレン出張駐在官事務所を開設する法改正が可決され、2014年1月1日に在ベレン領事事務所が開設されました。

所在地と管轄

現在の在ベレン領事事務所は、以下の場所にあります。

Edifício Belém Office Center, Avenida Magalhães Barata, 651 - 7º andar - CEP 66060-281 Belém - PA

管轄地域は、パラー州、マラニョン州、ピアウイ州、アマパー州です。

関連情報

在ベレン領事事務所に関連する情報として、以下のものがあります。

在ブラジル日本国大使館
在クリチバ日本国総領事館
在サンパウロ日本国総領事館
日伯関係
日本の在外公館の一覧

外部リンク

在ベレン領事事務所
* 在ベレン領事事務所(ポルトガル語)

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