在サンパウロ日本国総領事館

在サンパウロ日本国総領事館について

在サンパウロ日本国総領事館は、ブラジル最大の都市であるサンパウロに設置されている日本の総領事館です。この総領事館は、南米における最大規模の在外公館として、管轄区域内の在留邦人の支援や日系社会との交流など、重要な役割を担っています。

沿革

総領事館の歴史は、1913年5月に初代総領事に任命された松村貞雄氏が、日系移民の地位向上を目指して奔走したことに始まります。当時、サンパウロにはすでに1万人規模の日系移民が暮らしており、松村総領事は彼らの生活基盤を安定させるために尽力しました。

1914年8月2日には、在リオデジャネイロ日本帝国総領事館の出張事務所としてサンパウロでの領事業務が開始され、翌1915年7月14日には、在サンパウロ日本帝国総領事館が正式に開設されました。初代館長には、松村総領事が就任しています。

松村総領事は、日系移民が小作人としてではなく、土地を所有できる立場になることを目指し、1915年8月3日に、現地で耕作経験のある平野運平氏を招き、未開拓の土地を開墾する計画を実行しました。これにより、日系移民は自ら農地を所有できるようになりました。

しかし、1942年1月19日には、大日本帝国とブラジルの国交断絶により、在サンパウロ日本帝国総領事館を含む在ブラジル日本公館が閉鎖されます。その後、第二次世界大戦を経て、1952年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効し、日本が独立を回復したことで、在サンパウロ日本国総領事館として再開されました。

所在地と管轄地域

現在の総領事館は、以下の場所に位置しています。

Avenida Paulista, 854, 3º andar, CEP 01310-913 São Paulo - SP - Brasil

管轄地域は、サンパウロ州、マットグロッソ州、マットグロッソ・ド・スル州、およびミナスジェライス州西部の三角ミナス地域です。

著名な在勤者

過去には、以下のような著名な人物が在勤していました。

鈴木望 - 元衆議院議員、元磐田市長
伊藤雅治 - 元厚生労働省医政局長、元全国社会保険協会連合会理事長

関連情報

在サンパウロ日本国総領事館に関する情報は、以下の関連情報や外部リンクで確認できます。

在ブラジル日本国大使館
在クリチバ日本国総[[領事館]]
在ベレン領事事務所
日伯関係
日本の在外公館の一覧

外部リンク

在サンパウロ日本国総領事館
在サンパウロ日本国総領事館 (ポルトガル語)
在サンパウロ日本国総領事館 (@ConsGeralJPN_SP) - X（旧Twitter）
在サンパウロ日本国総領事館 (JapanConsSaoPaulo) - Facebook （ポルトガル語）
在サンパウロ日本国総領事館 (@consulgeraljapao_sp) - Instagram
我等同胞保護の重任を司る大日本帝国総領事館聖市ブリガンデイロ・ルイス・アントニオ街（標準画像 009-004） | ブラジル移民の100年

在サンパウロ日本国総領事館は、長年にわたり、ブラジルにおける日本と日系社会の発展に貢献してきました。今後も、その役割はますます重要となるでしょう。

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