在ペルー日本国大使館

在ペルー日本国大使館について

在ペルー日本国大使館は、ペルーの首都リマに所在する日本国の大使館です。日本とペルーの外交関係は1873年に始まり、中南米諸国の中で最も早く国交を結んだ国の一つです。大使館は両国間の友好関係を深める重要な役割を担っています。

大使館の歴史

1873年: 日本とペルーが正式に国交を樹立。
同: リマに在ペルー日本帝国公使館が開設。
1942年: ペルーが日本との国交を断絶し、帝国公使館が閉鎖。
1945年: ペルーが日本に宣戦布告。
1945年8月15日: 第二次世界大戦で日本が敗戦。
1952年4月12日: 在ペルー日本国公使館の設置が決定。
1952年4月28日: サンフランシスコ平和条約発効により日本が独立、ペルーも同条約締結国。
1952年6月8日: 在ペルー日本国公使館が再開。
1952年12月26日: 在リマ日本国領事館の設置が決定。
1957年5月15日: リマの公使館が在ペルー日本国大使館に昇格。
1980年3月31日: リマの領事館が在リマ日本国総領事館に昇格。
2011年12月31日: 在リマ日本国総領事館が閉鎖され、大使館が領事業務を継承。
2017年11月19日: 大使館がリマ市内のマグダレナ・デル・マール地区に移転。
2021年3月21日から28日: 大使館がリマ市内の以前の所在地に移転。

主要な事件

古屋事件（1939～1940年）: 詳細不明。
リマ排日暴動事件（1940年）: 第二次世界大戦勃発前のペルーにおいて、日系人に対する差別や迫害が行われた事件です。
在ペルー日本大使公邸占拠事件（1996～1997年）:
1996年12月17日、天皇誕生日の祝賀レセプション中に、テロ組織MRTA（トゥパク・アマル革命運動）が大使公邸を占拠しました。青木盛久大使をはじめ、大使館員、ペルー政府関係者、各国大使、日本企業の駐在員など約600人が人質となりました。
MRTAは犯行声明を出し、女性や高齢者など一部の人質を解放しました。
橋本龍太郎総理とフジモリ大統領との電話会談、池田行彦外務大臣によるフジモリ大統領との会談が実施されました。
1997年、フジモリ大統領は各国要人との会談やMRTAとの交渉を行い、人質を断続的に解放。1月26日までに人質は72名になりました。
同年4月22日、ペルー特殊部隊が「チャビン・デ・ワンタル作戦」を実行し、大使公邸に突入。テロリスト14人を全員殺害し、事件は終結しました。
同年5月10日、橋本総理は人質救出に貢献した作戦部隊に対し内閣総理大臣顕彰を授与しました。

著名な在勤者

村上勇介 - 京都大学東南アジア地域研究研究所教授

関連情報

日本とペルーの関係
日系ペルー人
駐日ペルー大使館

外部リンク

在ペルー日本国大使館
在ペルー日本国大使館（スペイン語）
在ペルー日本国大使館 (EmbajadaDelJaponEnElPeru) - Facebook （スペイン語）

この情報は、在ペルー日本国大使館の歴史、重要な事件、関連情報などをまとめたものです。大使館は両国関係の発展に貢献しており、その活動は多岐にわたります。

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