在大韓民国日本国大使館

在大韓民国日本国大使館について

在大韓民国日本国大使館は、韓国の首都ソウルに所在する日本の在外公館です。大使館の他に、釜山と済州にも総領事館が設置されています。

所在地

大使館: ソウル特別市鍾路区栗谷路6 ツインツリータワーA棟
在釜山総領事館: 釜山広域市東区草梁3洞1147-11
在済州総領事館: 済州特別自治道済州市老衡洞977-1

歴史

李氏朝鮮時代

1880年：漢城（現ソウル）に日本公使館が設置されました。
1882年：壬午事変により公使館が焼き討ちにあい、その後、場所を移転しました。
1884年：甲申事変で再び焼失し、再度移転を余儀なくされました。
1906年：漢城に統監府が設置されました。
1910年：日韓併合条約により公使館は廃止され、朝鮮総督府となりました。

大韓民国時代

1965年6月22日：日韓基本条約が調印されました。
1965年6月30日：在ソウル在外事務所が開設されました。
1965年12月18日：大使館としての業務が開始されました。
1966年1月16日：釜山に領事館が設置され、同年4月22日に総領事館に昇格しました。
1974年9月6日：日本大使館乱入事件が発生し、建物の一部が破壊され、国旗が引き裂かれる事件が起きました。
1997年1月：在済州総領事館が設置されました。
2011年12月14日：大使館正面に慰安婦像が設置されました。
2012年1月8日：中国人による靖国神社と日本大使館への放火事件が発生しました。
2012年7月9日：在韓日本大使館にトラックが突入する事件が発生しました。
2015年7月21日：建物建て替えのため、大使館と領事部はツインツリータワーへ移転しました。
2019年2月：ソウル市が日本に対し、大使館建て替えのための建築許可を取り消すことを通知しました。

大韓民国との紛争

2012年、大使館の建て替え計画が持ち上がりましたが、景福宮（王宮）との距離が近く、文化財保護法の高さ制限に抵触するとして、韓国側が建設許可を認めませんでした。

日本側は、周辺にはより高いビルが存在し、景観への影響は少ないと反論しましたが、韓国側は許可を出しませんでした。その後、東京の韓国大使館の新築計画が浮上すると、韓国側は在韓日本大使館の建設を認める姿勢を見せましたが、日本政府は着工しませんでした。この背景には、大使館前に設置された慰安婦像が影響しているとされています。

2019年3月、ソウル市は日本大使館の建築許可を取り消しました。

2017年、長嶺安政大使が慰安婦像問題に対する抗議として一時帰国しました。

その他

2017年4月19日：釜山総領事が慰安婦像の撤去を求め、撤去されない場合は領事館を連絡所に格下げする可能性を伝えました。
2019年7月19日：大使館前で乗用車が炎上し、焼身自殺を図ったとみられる男性が死亡しました。
2019年7月22日：釜山総領事館に韓国人学生が侵入し、逮捕されました。

関連項目

町田貢 - 元公使
川島裕 - 元公使
韓国挺身隊問題対策協議会
慰安婦像
日本軍『慰安婦』問題解決全国行動
駐日本国大韓民国大使館
在大韓民国大使館の一覧
日本の在外公館の一覧

外部リンク

在大韓民国日本国大使館
在大韓民国日本国大使館 (@JapanEmb_KoreaJ) - X（旧Twitter）
在大韓民国日本国大使館 (@JapanEmb_KoreaK) - X（旧Twitter）
在釜山日本国総領事館
* 在済州日本国総領事館

もう一度検索