地球環境局

地球環境局について

地球環境局は、日本の環境省に設置されている内部部局の一つです。地球温暖化の防止、オゾン層の保護、酸性雨や黄砂への対策、海洋環境の保全、森林保全、砂漠化への対策、南極地域の環境保護といった、地球規模での環境問題に取り組むための政策立案と推進を主な役割としています。

主な職務内容

地球環境局の職務は多岐にわたりますが、主なものとして以下の点が挙げられます。

地球環境保全に関する政策の企画・立案・推進: 地球環境問題の解決に向けた基本的な政策を策定し、関係行政機関との連携を図りながら、その実現を推進します。
関係行政機関との調整: 地球環境保全に関する各行政機関の事務を調整し、円滑な政策遂行を目指します。
研究機関への経費配分: 地球環境保全に関する試験研究を行う機関への経費配分計画を策定します。
温室効果ガス排出抑制に関する基準策定: 環境保全の観点から、温室効果ガスの排出を抑制するための基準や規制を策定します（ただし、総合環境政策局及び水・大気環境局の所掌に属するものを除く）。
オゾン層保護に関する基準策定: 環境保全の観点から、オゾン層を保護するための基準や規制を策定します。
海洋汚染防止に関する基準策定: 環境保全の観点から、海洋汚染を防止するための基準や規制を策定します。
環境省の国際協力に関する事務総括: 環境省が所管する国際協力に関する事務を総括します。
国際機関・国際会議に関する事務総括: 環境省が所管する国際機関や国際会議に関する事務を総括します。
海外との連絡に関する事務総括: 環境省が所管する海外との連絡に関する事務を総括します。
海外に対する広報: 環境省が所管する事項について、海外への広報活動を行います。
途上国研修: 独立行政法人国際協力機構の委託に基づき、開発途上地域の技術研修員に対する研修を行います。
地球環境保全を目的とする事務: 特定有害廃棄物等の輸出入規制や生物多様性確保に関する事務を除く、地球環境保全を目的とした事務を行います。

組織構成

地球環境局は、以下の組織で構成されています。

局長: 局全体の業務を統括します。
特別国際交渉官: 国際交渉を担当します。
総務課: 局全体の事務を統括します。
脱炭素社会移行推進室: 脱炭素社会への移行を推進します。
気候変動化学・適応室: 気候変動に関する化学的側面や適応策を検討します。
気候変動観測研究戦略室: 気候変動に関する観測や研究戦略を策定します。
国際会議等業務室: 国際会議等に関する業務を行います。
地球温暖化対策課: 地球温暖化対策を推進します。
地球温暖化対策事業室: 地球温暖化対策に関する事業を推進します。
フロン対策室: フロン対策を行います。
脱炭素ビジネス推進室: 脱炭素ビジネスを推進します。
脱炭素ライフスタイル推進室: 脱炭素ライフスタイルを推進します。
事業監理官: 事業の監理を行います。
国際連携課: 国際連携を推進します。
気候変動国際交渉室長: 気候変動に関する国際交渉を行います。
国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官: 国際的な脱炭素移行と環境インフラ整備を推進します。
地球環境情報分析官: 地球環境に関する情報分析を行います。
中国環境情報分析官: 中国の環境に関する情報分析を行います。

脚注

環境省の地球環境局は、地球規模での環境問題に対して、幅広い分野で政策を立案・推進する重要な役割を担っています。また、国際協力や途上国支援を通じて、グローバルな環境保全に貢献しています。

関連項目

環境省

外部リンク

地球環境局（環境省）

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