坂上町 (名古屋市)

坂上町（さかうえちょう）

坂上町は、かつて愛知県名古屋市東区に存在した地名です。この町名は、名古屋城下町から大曽根へと続く街道の途中に位置していた大曽根大坂に由来しています。この坂が町の名前の由来となったことは、地域の歴史を物語る重要な要素です。

歴史

町名の由来

坂上町という名前は、この地が名古屋城下町から大曽根を結ぶ街道の途中にあった大曽根大坂にちなんで名付けられました。この坂の存在が、この地域の歴史的な特徴を象徴しています。

沿革

1686年（貞享3年）: それまで別の名前で呼ばれていたこの地域が、坂上町と改称されました。この改称は、町の歴史における重要な転換点となります。
1878年（明治11年）:
12月20日：名古屋区の成立に伴い、坂上町は名古屋区の一部となりました。これにより、行政区画としての新たな段階に入りました。
12月28日：坂上片町が編入され、また大曽根村の一部が西春日井郡坂上町として成立しました。この編入と成立は、町の範囲と行政区画に変化をもたらしました。
1880年（明治13年）11月6日: 西春日井郡坂上町が名古屋区に編入されました。これにより、坂上町は名古屋市の一部としての地位を確立しました。
1889年（明治22年）10月1日: 名古屋市の成立に伴い、坂上町は名古屋市の一部となりました。これにより、市制下での行政運営が始まりました。
1908年（明治41年）4月1日: 東区への編入に伴い、坂上町は名古屋市東区の一部となりました。これにより、行政区画が変更されました。
1980年（昭和55年）2月10日: 坂上町は徳川二丁目と山口町に編入され、その歴史に幕を閉じました。この編入により、坂上町という地名は地図上から消えることになりました。

脚注

この項目に関する情報は、以下の資料を参考にしています。

名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

名古屋市の地名

この地域の歴史をさらに深く理解するためには、関連する名古屋市の地名に関する情報も参照すると良いでしょう。

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