坂出第一高等学校

坂出第一高等学校

香川県坂出市駒止町に位置する私立高等学校です。JR予讃線の坂出駅を最寄駅とし、交通アクセスも良好な立地にあります。

沿革

本校の歴史は明治時代に遡ります。1907年（明治40年）5月、「坂出和洋裁縫女学校」として産声を上げました。同年9月には「香川県坂出実修女学校」と名称を改め、教育の幅を広げていきます。戦時中の1944年（昭和19年）4月には「坂出女子実業学校」となり、戦後の混乱期を経て1948年（昭和23年）4月には「坂出実修高等学校」へと改称されました。その後、1969年（昭和44年）4月には再び女子校としての特色を明確にした「坂出女子高等学校」となりますが、時代の流れと共に教育のあり方も変化し、1974年（昭和49年）7月には現在の名称である「坂出第一高等学校」へと改称されました。翌1975年（昭和50年）4月には、前年度に新設された普通科が男女共学となり、教育の機会均等を図る体制が整えられました。

教育課程

全日制課程を設置しており、以下の学科があります。

普通科: 基礎学力の向上はもちろん、多様な進路に対応できる学力の育成を目指します。
食物科: 調理や栄養に関する専門知識と技術を習得し、食に関するスペシャリストを目指します。

特色ある活動

教育課程以外にも、生徒の多様な興味・関心に応える様々な部活動が活発に行われています。

特に、食物科に関連する料理研究部は、地域社会と連携したユニークな活動を展開しています。イオン坂出店内にレストランを設け、月に一度のペースで実際に運営を行うという実践的な取り組みを通じて、調理技術だけでなく、サービスやマネジメントについても学ぶ貴重な機会を得ています。

また、運動部ではラグビー部が目覚ましい活躍を見せています。全国高等学校ラグビーフットボール大会には過去4回出場しており、初出場は第93回大会でした。強豪校とし全国の舞台で戦う経験は、生徒たちの心身の成長に大きく寄与しています。

学校行事

学校行事の一つである学園祭は、一般には公開されておらず、生徒や卒業生、そして生徒の家族のみが入場できます。この学園祭では、各クラスが趣向を凝らした出し物を企画・実施するほか、文化部の生徒たちが日頃の活動の成果を発表するパフォーマンスなども行われ、生徒たちの絆を深め、創造性を育む場となっています。

関連施設

本校の関連施設として、坂出一高幼稚園があります。幼小中高の一貫教育を視野に入れた連携も行われています。

本校ゆかりの人々

卒業生の中には、様々な分野で活躍している著名な方々がいます。自転車ロードレーサーとしてアトランタオリンピックに出場された真鍋和幸氏や、プロ野球の審判員として活躍されている福家英登氏などが本校の卒業生です。

坂出第一高等学校は、長い歴史の中で地域社会に貢献する人材育成を目指し、生徒一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出す教育活動を続けています。

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