坂口光治

坂口光治

プロフィール

坂口光治（さかぐち こうじ）氏は、1947年8月29日生まれの日本の政治家です。長野県上田市で生まれ育ち、都議会議員を5期、西東京市長を2期務めました。

生い立ちと教育

長野県上田市で農家の末っ子として生まれた坂口氏は、幼少期から農業を手伝いながら育ちました。長野県上田千曲高等学校を卒業後、上京して新聞奨学生として働きながら電子学園日本電子専門学校を卒業しました。その後、母校の教員となり、教鞭を執る傍ら慶應義塾大学経済学部を卒業しています。

政治家への道

教員時代に教職員組合の初代委員長を務めたことが、政治家を志すきっかけの一つとなりました。1985年、日本社会党から東京都議会議員選挙に出馬し、初当選。以後、5期20年にわたり都議会議員を務めました。

東京都議会議員としての活動

都議会議員時代には、土地取引適正化条例や東京都住宅基本条例の制定に尽力しました。また、田無駅や柳沢駅、ひばりヶ丘駅の整備促進、私学助成の充実、養護学校の整備、高齢者福祉施設や障害者施設の建設促進にも貢献しました。

西東京市長としての活動

2005年、西東京市長選挙に無所属で出馬し、初当選。乳幼児医療の無料化や地域包括センターの整備、小中学校の耐震化など、前市長の政策を引き継ぎつつ、自身の公約達成に向けて市政を推進しました。2009年の選挙で再選を果たし、2期目には保谷駅南口の再開発事業などを完成させました。市長在任中は、市民参加を重視し、タウンミーティングなどを積極的に開催しました。

年譜

1947年：8月29日、長野県に生まれる。
1966年：長野県上田千曲高等学校電気科卒業。
1968年：電子学園日本電子専門学校電子工学部卒業、同校助手となる。
1970年：日本電子専門学校情報学部教員となる。
1974年：電子学園教職員組合を結成、初代委員長に就任。
1979年：日本社会党に入党し、地域活動を開始。
1980年：慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。
1985年：東京都議会議員選挙で初当選。
2005年：西東京市長選挙で初当選。
2009年：西東京市長選挙で再選。
2013年：西東京市長を退任。
2017年：旭日中綬章を受章。

政治活動

坂口氏は、都議会議員時代から「人権を守るための科学」を重視し、高齢化社会における地域福祉の重要性を訴えてきました。また、海外の都市問題を研究し、その成果を政策提言に活かしました。西東京市長としては、「市民参加」「情報公開」「説明責任」を市政運営の基本とし、公約達成に尽力しました。

人物像

趣味は写真、絵画、野球で、身体障害を持つ子を育てています。座右の銘は「弛まざる努力と大胆な挑戦」です。

その他

坂口氏は、西東京三田会会長や西東京市長野県人会顧問などを務めています。

脚注

坂口光治の地方創生緊急提言FECS3000
西東京三田会

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