坂口拓

坂口拓（TAK∴）

1975年3月15日生まれ、石川県出身のアクション俳優、アクション監督、アクションコーディネーター、映画監督、そしてYouTuberとして、多岐にわたる才能を発揮しています。俳優としては、アクション[[映画]]を中心に、主役から悪役まで幅広く演じ分け、その圧倒的な身体能力と迫力あるアクションは、観る者を魅了します。

経歴

坂口拓は、映画『VERSUS』で鮮烈なデビューを飾り、そのスピード感溢れるアクションスタイルから「スピードマスター」として世界的に知られるようになりました。その後も数々の主演映画で活躍しましたが、2013年に一度俳優業を引退。しかし、2014年には「TAK∴」として復帰を果たしました。この「∴」には、坂口拓、下村勇二、稲川義貴の3人の意味が込められています。

復帰作となった『RE:BORN』では、軍事格闘術のスペシャリストである稲川義貴に師事し、日本の古武術をベースにした「ウェイブ」という身体操作を取り入れ、実戦的な零距離戦闘術（ゼロレンジコンバット）を習得。そのアクションは、従来のエンターテイメントにとどまらず、リアルな格闘技術に裏打ちされた、より高度なものへと進化しました。

2020年には、クラウドファンディングで制作された映画『狂武蔵』が話題を呼びました。この作品は、71分にも及ぶアクションシーンをワンカットで撮影したことで、その技術と表現力が高く評価されました。

また、2017年には次世代忍者集団「靁凮刄」をプロデュースするなど、新たな才能の発掘にも尽力しています。

YouTuberとしての活動

2019年からは、YouTubeチャンネル「たくちゃんねる」を開設し、「現代忍者」として様々な動画コンテンツを発信しています。本格的な軍事格闘術から、坂口のモットーであるリアルアクションをバラエティ豊かに表現する動画は、多くのファンを魅了し、各方面から注目を集めています。2020年には、稲川義貴が主宰する零距離戦闘術団体「Invisible Unit」のウェイブマスターにも就任し、その活動の幅を広げています。

俳優としての特徴

坂口拓は、極度の閉所恐怖症であるため、航空機内での着席や、兜などの被り物を苦手としています。しかし、そのハンディキャップをものともせず、ナイフでの攻撃や銃弾をかわすなど、常人には真似できない高度なアクションをこなします。近年では、アクション俳優の育成・指導にも力を入れており、清野菜名、山崎賢人、搗宮姫奈など、数多くの俳優を指導しています。

主な出演作品

坂口拓は、数多くの映画やテレビドラマに出演しています。主な出演作品は以下の通りです。

映画:
『VERSUS -ヴァーサス-』（2001年）
『ALIVE -アライブ-』（2003年）
『地獄甲子園』（2003年）
『あずみ』（2003年）
『ゴジラ FINAL WARS』（2004年）
『東京残酷警察』（2008年）
『極道兵器』（2011年）
『RE:BORN』（2017年）
『狂武蔵』（2020年）
『BAD CITY』（2023年）
テレビドラマ:
『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズ（2004年・2005年）
『仮面ライダーカブト』（2006年）
『七人の秘書』（2020年）
『レッドアイズ 監視捜査班』（2021年）

アクション監督・演出作品

俳優としての活動以外にも、アクション監督や演出家としても才能を発揮しています。主な作品は以下の通りです。

『愛のむきだし』（2009年）
『鎧 サムライゾンビ』（2009年）
『冷たい熱帯魚』（2011年）
『TOKYO TRIBE 』（2014年）
『虎影 』（2015年）
『HiGH&LOW THE RED RAIN 』（2016年）
『東京ヴァンパイアホテル』（2017年）
『レッド・ブレイド』（2018年）
『ゴースト・マスター』（2019年）
『TOKYO ドラゴン飯店』（2020年）





坂口拓は、その独自のスタイルと圧倒的なアクションで、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。

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