坪井 (船橋市)

坪井（つぼい）

千葉県船橋市に位置する坪井は、かつて「坪井町」という町名でしたが、2010年2月1日の住居表示実施により、地区南部が「坪井西」と「坪井東」に分割されました。現在、区画整理がされていない地区北部のみが「坪井町」として残っています。

地理と歴史

坪井は船橋市の東端に位置し、その地名の由来は、森の中の狭い地域（坪）に住む（井）人々の存在や、湧き出る泉が多かったことによるとされています。古くから森林が多く、開発が遅れていましたが、東葉高速線船橋日大前駅の開業を契機に開発が進みました。駅周辺には商業施設や住宅地が整備され、利便性が向上しています。

地域の変遷

坪井は、かつて千葉郡坪井村でしたが、1889年の町村制施行により豊富村大字坪井となりました。その後、1954年に豊富村が船橋市に編入されたことに伴い、船橋市の大字となり、1955年には「坪井町」に変更されました。

住居表示の実施

2010年2月1日、坪井地区南部で住居表示が実施され、人口増加に伴う住所の複雑さを解消するため、「坪井西1・2丁目」と「坪井東1～6丁目」という新しい町名が誕生しました。この変更は、より分かりやすい住所体系を目指したものです。

芽吹の杜（めぶきのもり）

2004年から、坪井東を中心に「芽吹の杜」という大規模な住宅地開発が進められています。このプロジェクトは、「永住品質の街」をコンセプトに、計画人口7,200人（約2,300戸）を目指しています。開発の中心となる「街づくり館」は、船橋日大前駅東口に設置されています。

開発の特徴

「芽吹の杜」の開発は、駅周辺から少し離れた場所から始まり、世代交代を促すことを目標としています。また、公園やせせらぎ歩道、近隣公園などを整備することで、住民の憩いの場を創出しています。この開発は、イギリスの田園都市レッチワースに影響を受けており、自然と調和した都市生活を目指しています。

坪井の現状

坪井町

現在、坪井町は単独の町名として存在しており、郵便番号は274-0062です。

坪井西

坪井西は、坪井西一丁目と坪井西二丁目からなり、郵便番号は274-0069です。日産化学物質科学研究所が所在します。

坪井東

坪井東は、坪井東一丁目から坪井東六丁目まであり、郵便番号は274-0060です。東葉高速線船橋日大前駅や船橋市立坪井中学校などがあります。

各エリアの世帯数と人口

2017年11月1日現在での世帯数と人口は以下の通りです。

坪井：12,063人
坪井西：別途データ参照
坪井東：別途データ参照

学区

船橋市立小中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

坪井小学校
坪井中学校

主な施設

坪井地区には、以下のような施設があります。

船橋市立坪井小学校
坪井幼稚園
坪井近隣公園
坪井ゴルフセンター
坪井テニスコート
安養寺
西光寺
日産化学物質化学研究所
東葉高速線船橋日大前駅
船橋市立坪井中学校
阿弥陀寺
生鮮市場TOP船橋日大前店
ケーヨーデイツー船橋坪井店
木の実幼稚園

近隣地区

坪井の近隣には、以下の地区があります。

北西部：古和釜町
西部：松が丘
南部：習志野台
南東部：八千代市大和田新田
北東部：八千代市緑が丘西

主な出身者

* 岩佐潤 - プロバスケットボール選手

まとめ

坪井は、歴史と新しい開発が共存する地域です。東葉高速線の開通や「芽吹の杜」の開発により、住みやすい街として発展を続けており、今後もさらなる発展が期待されます。

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